弦之介です。
2021年10月にnoteに記した「女風セラピスト」というタイトルの記事をそのままコピペします。
この投稿から約4年。
全く考え方がブレていない自分を誇りに思うと同時に、いやいや、それって成長していないのでは?と不安に思う自分もいます。
1500文字ほどになりますが、よろしければお読みくださいませ。
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弦之介です。
セラピストを始めて11月で2年になります。
セラピストって何だろうってところから始まって、試行錯誤を重ね、経験の中で学ばせていただき方向性が固まっていきました。
おもてなしは難しいことではなく小さなことの積み重ねだと思ってます。例えば・・・。
・待ち合わせに必要な情報は数日前に共有して前日に最終確認
・当日待ち合わせ場所に向かっていることの連絡
・遅刻しない(時間を決めるときに余裕を持ってスケジューリングをするところから始まります)
・荷物を持つ(遠慮される方がほとんどですが積極的に)
・車道側を歩き障害物などがあれば誘導
・EVは背中に手を添えてエスコート
・靴を揃える
・マスクをティッシュで保管
・上着をハンガーに
・手洗い用タオルを準備
・緊張をほぐすジョーク
・浴槽がしっかり洗ってあるか手で確認してザラザラがあれば取る
・バスタオル、歯ブラシ、髪どめなどを使用順に重ねて準備
・歯ブラシは歯みがき粉と柄の部分だけをビニールから出しておく(衛生面)
・スポンジは直接置かず包んであったビニールの上に
・ボディソープを一番手前に
・・・
いや、書き出したらキリがないですね。
こういった具体的なことはある程度社会常識であり、女風ならではの細かい点は経験で学んでいくものであって何も特別なことではありません。マニュアル化も出来るでしょう。
僕の理想はこことは違うところ、マニュアル化できないところにあります。
求められてることの基本は同じでもその色や幅、深さは全く違います。
楽しい時間を過ごしていただくために「あなたのことを知りたい」という気持ちで、言葉の選び方、声のトーン、目線、仕草などから心境を読み取り、なんとなく会話で確認しながらその時のベストの対応が出来ること。前のnoteでも書きましたが、好奇心と表現しました。
この姿勢は揉みほぐしにも性感にも共通します。
どこが疲れていて、どこを集中的にほぐしていけば気持ちよくなっていただき身体を軽くして差し上げられるか、怪我などで避けなければいけない部位などがないかを知る必要があります。それは会話の中で知ることが出来ますが性感はより繊細です。
舌の動きだけを見てみても、一番敏感なところに対しては縦横斜めや回転があり、スピードや強弱のリズム、舌先か全体か、敏感なところの表面だけか全体か、顔は正面か横を向くのか、同じ事をずっとするのか次々に変えていくのかなど組み合わせによってアプローチ方法が無数にあり、その中で一番感じていただける方法をベースにして頂点に向かいます。そのためには沢山の方法を試しながら反応をみていく必要があるのです。自分の自信のある方法だけでは、それが違った場合にはなかなか頂点にたどり着けないかもしれません。
頂点を知らないという方についても1回では確かに難しいですが、2回、3回と続けるうちに多くの方はその悦びを知ることが出来るでしょう。どの方法がベストなのかを知り、記憶し、そのことで信頼関係が生まれるからかなと思っています。
マニュアル化可能な具体的なことも含めて、全ては「心地良くて気持ちいい、楽しい時間」を過ごしていただくため。
友達や家族、恋人や仕事関係など普段の人間関係の中では出せない自分をさらけ出せる相手、そしてその思いを叶えるために小さな心の動きや身体の反応を見逃さない、それが女風セラピストだと思っています。
答えはひとつではなくお客様の数だけあり、マニュアル化はとても難しいです。
日頃から感情をキャッチする能力、共感能力を磨いていきます。
理想を目指して、これからも。
弦之介の写メ日記
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4年ほど前にセラピストとして思っていたこと。弦之介