弦之介です。
ひとつ前の記事で女風セラピストの仕事が生み出す社会貢献(理想)について僕の考えを書きました。
お客様の中には仕事という言葉に抵抗がある方も多いと思います。あえて言葉にすることはないでしょ?と。
確かにわざわざその言葉を使わなくても言いたいことを伝えることは出来ます。
でも使います。
なぜなら僕の中で仕事の反対は趣味(プライベート)であり、その線引きは明確にしたいからです。そこが曖昧だとお客様との距離感も曖昧になってしまうかもしれません。
責任感という意味でも違ってきます。人間ですから距離感が曖昧になるといい意味での緊張感がなくなり、どうしても楽をする方向に気持ちがいくものです。対価をいただいているのに、です。
僕が仕事という言葉を使うのは線引きと自分への戒めの意味が強いのです。
大好きなバンドのライブに行ったらとても楽しいと思えるでしょうし、テーマパークに行ったら1日中遊ぶと思います。
ミュージシャンもキャストも仕事です。だからこそ楽しんでもらうために腕を磨き、しかけを考え、そこにしかない空気感を生み出します。
そう、心のベクトルは外向きで楽しんでいただくこと。
一方、趣味の場合は内向きで自分が楽しむこと。
セラピストが内向きのベクトルになるなどあり得ませんよね。
もうひとつ、距離感が曖昧になることで生まれるもの。
それは期待です。
仕事としての期待ではなく女性と男性としての期待です。
個人的には有り難く嬉しいことですが、とても難しいところです。男女関係を期待させることは仕事として収益に繋がる部分なので簡単には否定は出来ませんし、夢を売るという言葉でコーティングして理解されるのならばありなのかもしれません。
ですが僕の中にはこれまでもこれからもそれはありません。最後の時に期待外れや裏切られたという感情ではなく、前向きにエールを送り合いたいのです。心の中だけでも。
冷たく見えるかもしれませんが感情は物凄く動いていますし、僕でいいのだろうか?という弱さをかき消すために頭はフル回転しています。そして感謝の気持ちを忘れたことはありません。
お会いしている時間は唇や指先、舌から精一杯の愛情を注いで、目を見つめて大きな心で包み込めればと思っています。
笑顔になっていただけるように、気持ち良くなっていただけるように。人と人としての信頼関係を築き、少しでも力になれるように。
それがここでの僕の仕事です。
堅いねー、楽しけりゃいいじゃん!
その通りだと思います。でもそれはお客様のセリフであって、僕が言うことではないのです。
結果オーライではなく、その楽しいという結果を導くためにしっかりと取り組む必要があるのですから。
この界隈ではそんな姿勢がマイナス寄りに理解されることもあります。敬遠される可能性があるのもわかってますが、深く共感してくださる方がいらっしゃることも信じています。
と、めっちゃ堅い話になっちゃいましたね(^_^;)
僕は秘湯の宿なんですよ。だから共感してくださる方だけが知る、あったかい場所でありたいと思ってるんです。ミスマッチはお客様にとってお金と時間の無駄になってしまいますから。
よくミステリアスとかつかみどころがないと言われるんです。
確かに(甲賀)弦之介は忍者であり秘密は絶対に漏らさないとか、吟遊詩人(音楽家)として言葉では表現できない感情を伝えようとしたり、分身のノスケがいたりします。アーメンキャスでも別人格(エンターテイナー性)が出てきてました。
でも軸はひとつ。
人の笑顔が好き。
今後ともよろしくお願いいたします。
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弦之介の写メ日記
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仕事と趣味の線引きが距離感弦之介