【恋愛時計 第22話「指」】- 弦之介(amen)- 性感マッサージ

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  • 恋愛時計 第22話「指」
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    恋愛時計 第22話「指」

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    第22話 指

    祥子はベッドの上にいた。

    涅音は、いや、奏はシャワーを浴びている。


    もう後戻りできないところまで来てしまった。今、祥子は女である。母親でも妻でもない、女になってシャワーを終えて出てくる男を待っている。心臓が胸を突き破るのではないかというぐらいドキドキしながら。



    「お待たせー」

    「奏くん、今すぐ私に触れて欲しい」
    祥子はこのドキドキに耐えられずすぐに触れて欲しかった。

    「え、揉みほぐしはいいの?」

    「いらないから、今すぐして」

    「う、うん」


    奏は少し暗くしていた照明を更に落とした。

    奏は祥子に近付いて横に座って手を握った。


    ベッドに腰かけて見つめ合う二人。この時間だけは目の前にいる恋しい人以外は存在していない。二人だけの時間、二人だけの世界だった。


    「祥子さん、ずっとあなたに触れたかった」

    「私はあなたの存在に気付いてからずっとこうなりたかったんだと思う」

    「嬉しいよ」

    「キスして」

    奏は祥子の唇に指を這わせた後、グッと抱き締めてキスした。最初から情熱的なキスだった。祥子も深く深く奏の全てを知りたくて激しいキスで応えた。

    公園で初めてキスしたときのように、奏は首筋から耳にキスしていく。祥子の吐息と奏の吐息が薄暗い部屋に響く。


    奏は祥子のガウンを我慢できない勢いで脱がせ、キスしながら押し倒す。


    (あぁ、これが若さなのね、獣のように激しく私を求めてくれる、あぁ、もっと激しく求めて欲しい)


    ≡≡≡自主規制≡≡≡
    性感描写を含んだ完全版はこちらのnoteで公開しています(URLをコピペしてご利用下さい)。
    https://note.com/norocknosoul/n/n234f841dca07?sub_rt=share_b
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    奏はピアニストとしての姿だけではなくその甘美で献身的な姿を知り、完全に心を奪われたのだった。


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    この物語は以前ポストした内容が元になっています。



    結婚して家庭に入った時

    無意識に止めてしまった



    恋愛時計



    再び動かしたのが

    女風だとするなら



    電池を入れ換えた

    若いセラピストと

    恋愛年齢は同世代



    その時だけは

    動き続けてる

    時計を隠して



    臆することなく

    恋をしましょう



    その時あなたは

    自分が思うより

    かわいいんです



    気付いてますか?




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