【恋愛時計 第5話「始まり」】- 弦之介(女性用風俗amen)東京/性感マッサージ

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  • 恋愛時計 第5話「始まり」
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    恋愛時計 第5話「始まり」

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    第5話 始まり

    翌日、祥子はSWEET ANGERの解散よりもSHIGEから結婚の言葉が出たことが信じられなかった。何故自分なんだろうという疑問の答えがわからず悶々としていた。でも確かなことは覚悟を決めていたあの時のSHIGEの目にゾクゾクしていたことだった。

    SWEET ANGERの映像を見る。

    以前はSHINに目が行っていたのに、今はSHIGEにしか目が行かない。

    (どうしたの私?やっぱりSHIGEさんのことが気になってるの?)


    (もし今のままの私が受け入れたとしたら、音楽をきっぱり辞めて働くと覚悟を決めたSHIGEさんに申し訳ないよね?じゃ私の覚悟は何?キャバクラはもう行く理由がないから覚悟にはならないし。あ!ライブ!)


    祥子にとってライブは人生の中で最も優先順位の高いものだった。SWEET ANGERに限らず、色んなライブに行ってはエクスタシーのようなものを感じていたのだから。断つことが出来るのだろうか。そんな不安はもちろんあった。


    1週間後、祥子はSHIGEに電話して前に話したときに待っていたコンビニの駐車場に呼び出した。


    「すみません、わざわざこんなところまで」

    「ううん、大丈夫だよ。連絡ありがとう」

    「少し歩きませんか?」

    「そうだね」

    歩き出したのはいいが、無言のまま足音だけが二人の耳に届いていた。

    数分歩いただろうか、祥子が口を開いた。

    「あの・・・」

    「うん」

    「この前の話ですけど」

    「うん」

    「私でよければお願いします」

    「うおーー!!!!」

    SHIGEは飛び上がって喜んだ。全身で喜びを表現した。そして祥子の手を両手で握って言った。

    「絶対幸せにするからね!その前に3年間、絶対に社会人として頑張るからね!」

    「はい」

    祥子はこの1週間の間に覚悟を決めていた。ライブに行かないこと、キャバクラを辞めて個人でピアノ講師を始めること。

    そのことをSHIGEに伝え、お互いのために覚悟を決めた二人の人生が始まったのだった。


    ==========

    この物語は以前ポストした内容が元になっています。




    結婚して家庭に入った時

    無意識に止めてしまった



    恋愛時計



    再び動かしたのが

    女風だとするなら



    電池を入れ換えた

    若いセラピストと

    恋愛年齢は同世代



    その時だけは

    動き続けてる

    時計を隠して



    臆することなく

    恋をしましょう



    その時あなたは

    自分が思うより

    かわいいんです



    気付いてますか?




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