『山芋の教訓⑥』
自転車に乗せて移動していると、いつの間にか辺りはかなり暗くなっていた。
この時点で既に疲れ果てていて大いなる虚無感に襲われていたのだった。
住宅地まで来ると男は自転車を停めた。
なるほど、近くのスーパーに販売ルートがあって直接持っていくのかなと思った。
すると男はある家の呼び鈴を押す。
知り合いの家かな?
ガチャ「はーい」(家の人)
「新鮮な山芋買わん?採ったばかりのやつ」
怪しい50代男と金髪長髪の若者が目の前に立っている・・・。
「・・・。」
そんなん、売れる訳ないやん!誰が買うか!
『山芋の教訓⑦』につづく
弦之介の写メ日記
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『山芋の教訓⑥』弦之介