僕の人生の思考の礎となっている
企業採用面接での逸話があります
ある企業の面接官が志願者に質問しました
「新婚夫婦が住みやすい家を設計してください」
志願者は時間をかけて
独創的な設計をプレゼンするそうです
オールIT化されていて全自動な家
家事、子育てを考えた導線が効率的な家
自然を感じられる緑にあふれた家
そしてそのプレゼンを受けた
面接官は最後に言うのです
「そのドアではキリンの夫婦は出入り出来ないし
ボタンのスイッチも押せない
何より家が小さくてとても窮屈そう」
面接官は意地悪をしているわけでは無く
最初から「キリンの新婚夫婦の家」を
オーダーしていたのです
志願者は「新婚夫婦」という言葉から
人間の、比較的若い、異性同士の、
という先入観を勝手に持ってしまうんです
最初から条件を全部提示してよ!
と思うかもしれません
ただ現実では人間の要求と言うのは
そこまで正確でも親切でもありません
この面接で問われていたのは
家の図面を書く能力ではなく
いかに人とコミュニケーションし
先入観無く課題を正確に引き出し
解決できるかの能力だったのです
面接の中で志願者が
「その家は住むのは人間ですか?」
と聞いていれば
面接官はもちろん
「いいえ、キリンです」
と答えていました
物事の先入観や常識を一切取り払い
ゼロから考えるとこを
「ゼロベース思考」と言います
このゼロベース思考を
僕は人生でのモットーとしていますし
もちろんアーメンセラピストとしての
活動でも大きく活用しています
長くなったので一度切りますね
次回に続きます
リクの写メ日記
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ある企業面接の話リク