前回の日記からの続きとなります
現役生での大学受験に失敗した僕は
全寮制の予備校に入学？させて貰うのですが
その予備校も寮も自分の生活してきた田舎とは
まるで違う都市部にあり
そんな都会に田舎から出てきた
目の前の娯楽しか考えない学生が
一人暮らしをするとなると
結果は火を見るより明らかで
無思考だけならまだしも堕落がセットになった
ダメ人間が新たに誕生しました
高校最後の模試で志望校B判定が出ていた僕は
あと少し追い込めばすぐにA判定になるだろう
そう思い込んでバイトに恋愛に遊びに
めいっぱい精を出していました
最初のうちは予備校の出席だけ取って
遊びに行っていたのですが
夏が終わると出席すら取らず
寮から直接遊びに行く有様
もちろん途中で親や担任から
授業に出てないことを詰められるのですが
適当な事を言っては身を躱し
生活態度を改めることはしませんでした
すぐにA判定になるだろうと思っていた成績も
最終的にはしっかりとC判定まで落ち
(学力が低下すると言うことも想像出来ていません)
当たり前に大学受験に失敗するのでした
予備校の寮には同じような堕落仲間がいて
毎日互いの寮の部屋を行き来していました
ただ仲間とは言えあくまでそこは予備校の寮です
志望校合格や就職などで進路が決まれば
そんな場所にはもう用はないのです
進路を決めた者から一人一人と徐々に数が減り
100名以上で賑わっていた予備校の寮も静かになり
いつまでも進路が決まらない僕は
寮にいつまでも残る数人のうちの1人になりました
もうやることも無い、友人も誰も居ない
静まりかえった冬の予備校の寮で
最終日程の受験の勉強をするでもなく
寮のベッドに寝転んでただ天井を見上げていました
考える時間だけはありましたので
愚かの極みですがそこで初めてやっと
人生ではただ生きているだけではうまくいかない事
このままの生活ではこの先にはきっと何も無い事
いかに今まで自分が何も考えていなかったのか等
色々と痛感しました
今まで何も努力をしなかったくせに
その時はなぜか辛かったです笑
その後一念発起した自分は
これまた親のすねをかじり
専門学校に進学するのですが
大学進学していった人達に絶対負けないと心に誓い
社会がなんたるかを勉強しつつ
やっと人並みの？考えを持って
人生をリスタートするのでした
