「妻だけED」って聞くと、なんかもう言葉だけでちょっと空気が重いよね。
パートナーには言いにくいし、言われる側もめちゃくちゃ傷つく。
でも、感情で向き合ってもたぶん解決しない。
だから、あえて冷静に理由を見ていく。
「なぜそうなるのか」を突き詰めれば、解決の糸口はあるから。
まず、生理的な問題じゃない。
だって妻“だけ”EDってことは、他の相手には反応できてるわけでしょ。
つまり、身体的な機能の問題じゃなくて、心理的・関係性の問題。
そこが前提ね。
よくある原因の一つは、“パートナーとしての妻”と“性的対象としての女性”が、男性の中で分離されてるパターン。
育児とか家事とか日常生活の中で、妻が「母」や「生活の管理者」になってると、無意識に“性”と切り離してしまう。
愛情はあるのに性的欲求がわかない。
要するに、心では繋がってても身体が反応しないってやつ。
これはけっこう多い。
もうひとつは、「安心」と「刺激」の関係。
人って、安心できる関係では性的興奮が下がる生き物でもあるのよ。
長く一緒にいると、新鮮さが薄れて、刺激がなくなる。
で、他人だと興奮できる。
それって結局、「浮気したい」とかじゃなくて、「慣れすぎた安心」に対する身体の反応の鈍化。
脳が“恋人モード”から“家族モード”に切り替わってる証拠。
あとは、過去のセックスでの失敗体験。
たとえば、妻との関係でEDっぽくなった経験があって、それを引きずってるケース。
人って一度うまくいかなかった記憶があると、その場面をまた迎えた時に脳がブレーキをかけるのよ。
で、それが繰り返されると「またダメだったらどうしよう」って緊張が加速して、本当に反応しなくなる。
いわゆる“条件反射的ED”。
相手が誰かってより、その場の空気と記憶に縛られてる。
次に、妻側の言動や態度によるもの。
言っちゃ悪いけど、傷つけるような言葉とか、性的な場面での否定的な態度が積み重なると、そりゃ萎えるよね。
無意識に「もう無理かも」って思い込みができて、それがEDを引き起こす。
男性の性って、思ってる以上に繊細。
特に、信頼してる相手からの否定は、かなり強く効く。
あと、単純に「やりたい」と思えるような身体的魅力が薄れてるケースもある。
これは冷たいようだけど現実。
自分の中で「パートナーとしては好きだけど、性的に見られない」っていう違和感があると、反応はしにくくなる。
ただ、これは女性側だけの問題じゃない。
男性側のフェティシズムや理想像が肥大化してるせいってこともある。
AVやSNSで見慣れた“演出された女性像”が基準になってて、現実の妻の姿が刺さらないってやつ。
そして最後に、関係性そのものが疲弊してる場合。
喧嘩が多い、気を使いすぎてる、会話が減った、相手の表情を見なくなった…
そういう微細な距離が、少しずつ性的な距離にもつながってくる。
性って、身体の話に見えて、実はコミュニケーションの延長線上にあるから。
日常での“ズレ”が、ベッドの中で決定的な壁になる。
じゃあどうするのかって?
まず、感情で責めないこと。
「なんで私には無理なの?」って責めたら、余計に引く。
問題は責任の所在じゃなくて、仕組みの理解と修復プロセス。
原因を一緒に見つけるつもりで、静かに話す。
できれば第三者のカウンセリングを挟むのもあり。
夫婦間だけだと、どうしても感情が邪魔するからね。
それともう一つ。
性的な魅力だけじゃなくて、“人として魅力的な距離感”を作ること。
ずっと隣にいて、何でも知ってて、全部わかってると思ってる関係って、逆にドキドキしない。
少し距離を置いて、お互いに新しい一面を見せる時間を作る。
それが「異性」としての再認識につながることもある。
まとめると、妻だけEDってのは「愛がない」んじゃなくて、「愛と性が分離してしまった」状態。
冷めたんじゃなく、慣れすぎた結果、反応できなくなってるだけ。
そこに罪悪感や怒りを重ねても、何も解決しない。
構造を理解して、落ち着いて距離を測り直すこと。
それができる夫婦は、たぶんちゃんと再起できる。
そうじゃないなら、無理に繋ぎ止めようとせず、離す判断も含めて考えるべきだと思う。
どっちにせよ、向き合うしかないんだよ。
現実と。
相手と。
そして、自分自身と。
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洋平の写メ日記
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なぜ「妻だけED」になるのか?冷静に理由を解剖する現実的な視点洋平