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洋平の写メ日記

  • オブラートキスって何?
    洋平
    オブラートキスって何?

    オブラートキスってさ、名前だけ聞くとふわふわしてて甘そうに聞こえるじゃん。でも中身は全然そんなことない。むしろ恋愛における曖昧戦略のひとつで、ちゃんと説明するとまあまあ小狡い部類に入る行動なんだよね。ストレートに「好き」って言えないとか、言いたくないとか、そういう場面でよく使われるやつ。たとえば、唇近づけて「冗談だよ〜」って笑って引くとか、ちょっと頬に触れて深めの目線投げるとか、そんな感じの「明確な行為」と「曖昧な意図」がセットになってるやつ。言ってみりゃ、伝えるようで伝えない、攻めるようで逃げてる。そういう曖昧さが“オブラート”って呼ばれる所以。

    で、なんでこんなやり方が流行ってんの?って話だけど、まあシンプルに「はっきり言うのが怖い」からだよね。断られたくない、でも好きって伝えたい。そういう矛盾を抱えた人間が編み出したのがこの「におわせ型」のアプローチってわけ。特にZ世代とかSNS慣れしてる層は、相手にジャッジされることを本能的に避けたがる。でも承認欲求はちゃんとあるから、“察してもらえる好意”を出そうとする。その中間解がこれ。合理的っちゃ合理的なんだけど、正直リスキー。こっちは匂わせてるつもりでも、相手が受け取ってないことなんてザラにあるし、逆に過剰に反応されたら「勘違いされた」とか言い出すし。だったら最初から言えよ、って思うでしょ。でも言えないからこうなる。人間ってめんどくさいね。

    しかもさ、この“オブラート”ってやつ、効果あるのかって言われたらまあ微妙。こっちがどれだけ繊細に感情を込めても、相手の理解力と想像力に依存するし、なにより信頼関係の構築にはならない。だって不明瞭なんだもん。明確な意思表示がないまま関係だけ曖昧に続けて、最終的に「なんだったのあれ?」ってなるのがオチ。本音を隠した状態で得たリアクションなんて、信用できないじゃん。だから結局は、自分が安心したいがための一方的な演出でしかないわけ。

    じゃあ誰がやればいいの?ってなると、向いてるのは「駆け引きを楽しめるタイプ」だね。自分の心理状態も、相手の感受性も、全体の空気も全部把握してコントロールできるやつ。逆に「拒絶されたら一週間寝込む」とか「既読スルーに心折れる」みたいなメンタルの人には向いてない。ていうかやめとけって感じ。オブラートキスって繊細な演出に見えて、実際は相当強い心と冷静な計算がないと成立しないから。演じてる本人が曖昧に揺れてるうちは、相手に伝わるわけないんだよ。

    で、代わりにどうすればいいの?って聞かれたら、わたしは「小出しの本音」で勝負する方をすすめる。たとえば「今日ちょっとだけ、近くにいたい気分」とか「あなたと話してると、落ち着く」とか、そういう“薄めた好意”を丁寧に渡す。これなら逃げ道もあるし、相手にも考える余白を残せる。オブラートキスみたいに、全部空気で伝えるんじゃなくて、言葉の力をちゃんと借りる。言葉が怖いからこそ、慎重に選んで少しずつ出す。その方がよっぽど誠実で、誤解も減るし、なにより自分がモヤモヤしない。

    そもそもだけど、オブラートってのは「包んで届ける」ための手段であって、「隠す」ためのものじゃない。本音をオブラートで包むっていうけど、その本音が腐ってたら意味ないし、届ける気のない包みなんてただの自己満だから。だから「言えない人がモテる」んじゃなくて、「言えないけど、ちゃんと伝える工夫ができる人」が魅力的ってこと。そこの違い、ちゃんと見極めた方がいい。

    …で、どうしたいの?自分が誰かに近づきたいなら、自分の感情を誰かに届けたいなら、曖昧さよりも誠意の濃度を上げる方が、結果的には安全で強いよ。オブラートに頼らなくても、ちゃんと伝える方法はいくらでもある。言わなきゃ伝わらない。でも、言い方次第でちゃんと届く。

    甘く見せかけてごまかすような恋、そろそろ卒業してもいいんじゃない?