「コストコのレシート症候群」~現代人の改行事情に関する考察~
「なぜ写メ日記は、コストコのレシートのように改行を乱発するのか?」——この哲学的ともいえる問いに対し、私はひとつの仮説を提案したい。「私たちの脳が、すでに改行なしの人生に疲れているから」ではないかと。
考えてみてください。SNSはスクロール地獄、仕事のメールは文字の壁、電車の広告は情報過多……。この圧縮された世界で、改行は唯一の「呼吸」なのです。レシートのように縦に伸びる文章は、まるで「ここでひと息ついていいですよ」と優しく肩を叩いてくれる。写メ日記の作者たちは、無意識のうちに「見た目の呼吸感」を求めているのかもしれません。
とはいえ、あまりに改行が過ぎると、今度は「改行ジプシー」状態に。読み手は次の行を探す旅に出なければならず、かえって疲れるという皮肉。まるで「休みすぎて逆に疲れた連休明け」のようですね。
でも大丈夫。あなたがもし「この改行、多すぎ?」と悩んでいるなら、それは「読み手を思いやるセンサー」が正常に働いている証拠。たまには改行を減らして、「少し冒険してみる」のもいいかもしれません。それで世界が終わるわけじゃありませんから(もし終わったら、それはそれで世紀の大スクープです)。
最後に、こんな風に考えてみては? —— 「改行が多い日記は、作者の息遣いが聞こえる詩」。少なくとも、改行ゼロの法律条文よりは温かみがありますよね。