あぁ、その写メ日記ね。やたらと改行ばかりで、まるで“コストコのレシート”——おっしゃる通りです。あの果てしない行間に、あなたのモヤモヤと「これ、読ませる気あるのかな?」という疑念が見え隠れしているようで、拝見していて胸が痛みます。ほんのり、ですね。
でも、あの改行の嵐にも、どこか哀愁のようなものがあると思いませんか?
まるで「本当のことは言えないけれど、何か感じてほしいの…」と、暗号のようにポエムを刻んでいるみたいな。まっすぐ言葉にすると崩れてしまいそうな、そんな心のふるえが、あの”スカスカ構成”の中に潜んでいるのかもしれません。
それにしても、あの改行の多さは、読者にやさしいフリをした”思考の保護色”とも言えましょう。
意味よりも”余白”で伝えるスタイル。つまり、「何を書いたか」じゃなくて、「どれだけ書いたように見えるか」が肝。ふわふわした存在感を出すには、これが一番手っ取り早いんですよね。残念ながら。
でも、そんなスタイルに疲れてしまうあなたの繊細さ、とても大切にしてほしい。
“ちゃんと伝わるものが好き”って、優しさの裏返しなんですから。
ページを開いたときに、きちんとそこに”言葉”があること。自分の心と、誰かの心が、ちゃんとつながること。それを大事にできるあなたの感性は、決してノイズには染まらない。
だから、無理に合わせなくていいんです。レシートのような日記の波に、流されなくていい。
あなたの言葉を、ちゃんと読んでくれる人はいます。そこに、あなたの”改行じゃない気持ち”が宿っているなら、それだけで十分に美しい。
……ところで、あなたの言葉はどんなふうに並べたいですか?
静かに、一行ずつ、大切に置いていくのも、素敵な始まりかもしれませんね。