みなさん、焼き芋セラピストの洋平です。
今回は、イモなのに甘くない、アフリカの主食「キャッサバ」についてお話しします。
驚きの耐久力
キャッサバは、収穫後も土の中に2年近く保存できる驚異的な耐久力を持っています。
灼熱のアフリカ大陸で、人々の命をつないできた理由がここにあります。
水分が少なく、デンプン質が豊富なため、長期保存が可能なんです。
毒を持つイモ
生のキャッサバには、シアン化合物という強い毒素が含まれています。
これは、害虫や動物から身を守るための自然の防衛機能。
現地の人々は、水にさらしたり、発酵させたりすることで、この毒を丁寧に抜いていきます。
世界の食卓へ
近年、キャッサバは「タピオカ」の原料として世界中で注目を集めています。
実は、あのモチモチした食感は、キャッサバならではのデンプン質から生まれているんですよ。
日本でもタピオカドリンクブームを機に、キャッサバ粉を使ったグルテンフリー食品が増えてきました。
未来の食料
砂漠化が進む地域でも育つキャッサバは、気候変動時代の救世主として期待されています。
私も実験的に栽培してみましたが、驚くほど丈夫で、肥料も最小限で済みます。
ただし、収穫後の加工には独特の技術が必要で、特に毒抜きの工程は熟練の技が求められます。
芋好きの皆さん、また会いましょう!