みなさん、焼き芋セラピストの洋平です。
今回は、沖縄生まれの紫芋が世界を魅了している話題について掘り下げていきましょう。
沖縄の宝、紫芋の始まり
1970年代、沖縄県農業試験場で生まれた「ベニムラサキ」という品種から物語は始まります。
鮮やかな紫色の秘密は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」。
一般的なサツマイモの約1.5倍も含まれているんです。
世界的な注目
2010年頃から、この紫芋は「パープルスイートポテト」として海外で注目を集めています。
特にアメリカのスーパーフード市場で、その美しい色と栄養価の高さが評価されているんですよ。
実は紫芋には、通常の黄色や赤系のサツマイモよりも強い抗酸化作用があります。
和と洋の融合
海外では、紫芋をスムージーやアサイーボウルに活用する新しい食べ方が生まれています。
一方で、私のような焼き芋職人は、紫芋本来の甘みを引き出す焼き方にこだわっています。
温度を180度に保ちながら、90分かけてじっくりと焼き上げることで、驚くほどねっとりとした食感が実現できます。
未来への展望
現在、沖縄では新たな品種改良が進んでいて、さらに鮮やかな紫色で、病気に強い品種の開発が進んでいます。
私も試験栽培に関わっていますが、従来品種より20%も糖度が高い新品種も登場しつつあります。
焼き芋の可能性は、まだまだ広がり続けているんです。
芋好きの皆さん、また会いましょう!