世界の焼き芋テクニック大解剖!
みなさん、焼き芋セラピストの洋平です。
サツマイモ栽培から調理法まで、世界中の芋づくりを研究してきた経験を活かして、今回は世界各地の焼き芋テクニックについてお話しします。
アジアの伝統手法
日本の石焼き芋から、韓国の군고구마(軍甘藷)まで、アジアには独自の焼き芋文化が根付いています。
特に興味深いのは、中国の街角でよく見かける「地瓜叔叔」。
大きなドラム缶型の専用機で、松ぼっくりを燃料にじっくりと焼き上げます。
香ばしい香りと、しっとりとした食感が特徴的ですね。
欧米式オーブン焼き
アメリカでは、感謝祭の定番メニューとしてスイートポテトを450度のオーブンで40分ほど焼き上げます。
表面にバターとシナモンをまぶして、キャラメル状に仕上げるのがポイント。
フランスでは、薪窯を使ってじっくりと焼き上げる伝統があり、独特の風味が生まれます。
アフリカの直火焼き
サハラ以南のアフリカでは、直火で焼く「ボイルド&ロースト」という手法が一般的。
まず芋を軽くゆでてから、炭火で皮目をカリッと焼き上げます。
この二段階調理により、中はホクホク、外はカリカリという絶妙な食感が実現できるんです。
最新のテクノロジー
最近では、遠赤外線やスチームコンベクションなど、最新技術を駆使した焼き芋も登場しています。
温度と湿度を精密にコントロールすることで、甘みを最大限に引き出すことができます。
私が特におすすめしたいのは、日本の石焼き芋技術と欧米のオーブン調理を組み合わせた「ハイブリッド焼き」。
まず石焼きで香ばしさを付け、仕上げにオーブンで水分を調整する方法です。
芋本来の甘みを存分に引き出せますよ。
それでは、芋ずきの皆さん、また会いましょう!