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実樹の写メ日記

  • 第38回『実樹の禁断賞状?』
    実樹
    第38回『実樹の禁断賞状?』

    第38回『実樹の禁断賞状』



     



    2025年7月2日。



     



    青い夏の開幕です



    昼の天晴れ、夕方の雨模様、夜風(温風)、



    しっかり夏が始まったって感じがします☺️



     



    そうだそうだ、



    〈2025年7月5日 4時18分〉に世界が滅ぶと確信してるかもしれないセンガ、



    僕はそんなことないと思うよ!



    って言ったって、信じてもらえないか



    もしも滅んだら、その時は来世で謝ります。



    惑星のひとつでも贈る☄️⭐️



    僕の思う通りに、世界がつづいて、



    もしも生き永らえたら、



    お互い喜び合いましょうね。



     



    夏の幕が上がったということは…“ヤツ”が目を覚ましたということです。



     



    きっとこんな死闘を繰り広げていたであろう、アマゾネスな君を賞します。



     



    ーーー



     



    表彰状「蚊との闘いに敗北した人へ」



     



    昨晩、君は戦場にいた。



    誰もがヒロインになれるわけじゃない。



    でも、君は昨夜、確かに物語の主役だった。



     



    …舞台は、自室、23時30分。



    就寝前のスキンケアを終え、推しのインスタライブの終わりかけをチェックし、ベッドに体を沈めたその瞬間——



     







    ぷぅぅうぅぅぅぅぅぅん……



     



    来た。



    あの地獄のヴァイオリンが、推しの眠そうな声を切り裂いた。



     



    (まさか……今季、初戦?)



     



    全身の神経がビクついた。



     



    よりによって、今夜の寝巻きは、洗濯を繰り返し、襟と袖の縮み上がった【三軍のTシャツ】と、元彼との旅行中に緊急で購入したメンズのボクサーパンツ。



     



    肌の露出が大きいということは、ヤツにとって格好の的になるということだ。



     



    私は蚊帳などという軟弱な装備を持たぬ、腹を出して寝る逞しい女。



     



    そして、睡眠への執着は異常。



    邪魔するヤツは赦さない。



     



    いける。殺る。仕留める。



    起き上がる。電気をつける。



    畳むはずだった洗濯物が視界を邪魔する。



    しわっしわに乾いた服の山の山頂にヤツがいる。



     



    (絶対に逃がさない)



     



    殺意を向けた瞬間、ヤツが飛ぶ。



    しかし、ヤツは再び同じ場所に戻った。



     



    私を挑発している。



    目が合った——ような気がした。



     



    右手に丸めたanan(なぜ未読だったのか、今なら理由がわかる)を握る。



    推しの顔が歪む。



    あまり好きなビジュじゃなかったから、まぁいいや。



     



    静かに距離を詰める。



    蚊は壁に止まったまま、こちらを嘲笑っているようだった。



     



    (いまだ!!!)



     



    スパァン!!!!!!



     



    空振り。



    推しの顔が、本来白だったはずのヨレヨレのブラジャーにめり込む。



     



    (くそぅ!!!)



     



    腕を力ませた瞬間、太ももに痒みが走った。



    痒い痒い痒い。



    ふいに母に言われた「あんたって、足太いよねぇ。誰に似たんだろ」の一言を思い出した。



    畜生が。



     







    ぷぅぅうぅぅぅぅぅぅん……



     



    蚊は音だけを響かせ、消えている。



    どこだどこだどこだ。



    血眼になって探す。



    どこにも見当たらない。



    出しっぱなしの小さなミラーに映る自分の顔はひどいものだった。



    新しい乳液はテッカテカになるタイプ、男と寝る時はつけられんぞ。



     



    (はっ!)



     



    私は蚊を発見した。



    大胆にも私のおでこに止まっている。



     



    おでこを叩くわけにはいかない。



    私は殺虫スプレーっぽいって理由で手に取っていた、日焼け止めスプレーを顔面にぶっかけた!



     



    蚊に直撃したものの、元気よく飛び回っている!



    それはそうだ!これは日焼け止めスプレーなのだから!!!



    母がふと呟いた「お姉ちゃんは真っ白なのに、あんたはどっちかというと色黒やもんねぇ。お父さんの家系はみんなそうだから、やっぱあっちの血やねぇ」を思い出した。



    うるせーな!不健康に見える姉に比べて、私は元気いっぱいって感じで可愛くていいだろ!



     



    おでこの真ん中を刺され、赤く盛り上がるその腫れは、インド映画のヒロインさながら。



    とりあえずナトゥを踊る。



     







    ぷぅぅうぅぅぅぅぅぅん……



     



    ナトゥで疲弊した私の隙を突き、蚊がまぶたを襲ってきた。



    シンプルに素手で振り払う。左目のマツエクが取れる。



    項垂れる。



    数分後、まぶたが腫れた。



    試合後のボクサーだった。



    「タオル投げて…タオル…」と、力なく呟いた。



    セカンドはいない。



     



    浮気をされた元カレと別れた報告をした時に、母に「えーいい子やったやん。そのまま結婚すると思ったー。あんたが何考えとるかわからん。後悔しても知らんよー」と言われたことを思い出した。



    あの時、私は母にセコンドしてほしかった。



     



    かゆみの中で、過去の言葉がフラッシュバックする。



     



    グーグルで「蚊 殺し方 即死」と調べた。



    深夜、家を飛び出す。近くのドンキまでLOOPを使えば、7分。



    歩道を飛ばす。



    手を繋ぎながらイチャイチャと歩くカップルが道を塞いでいたので、クラクションを鳴らす。



    LOOPにもクラクションがついているのだ。



    「はぁ?生意気だな」と呟く男の声が背中越しに聞こえた。



    そうだ、私は生意気な女だ。



     



    ドンキで高性能の電撃ラケットを買った。



     



    帰路につく。



    家に帰る。



    しかし、ヤツの姿は見当たらなかった。



     



    私の生き血をお腹いっぱいに吸って、スヤスヤと眠っているのだろう。



    このまま生き延びれると思うなよ。



    私の血は燃えている。燃えているのだ。



     



    モスキートな屈辱を、母の言葉を、決して忘れない、あなたに、賞を贈ります。



     



    東京萬天堂・実樹



     



    ーーー



     



    みんな知らないと思うけど、蚊に刺された時は、爪でギュッとバッテンしたら気持ちいいよ!



     



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    また[X]の固定ポストの方に、



    7月/8月/9月までのスケジュールを更新しています!



     



    まずは真夏のピークまで、



    浮かれた街を一緒に楽しみましょう。



     



    実樹でした



     



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    @miki_mantendo