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実樹の写メ日記

  • 第26回『実樹の禁断賞状?』
    実樹
    第26回『実樹の禁断賞状?』

    第26回『実樹の禁断賞状』



    2025年5月25日。



     



    皐月、最後の日曜日ですね☀️



    お出かけする人は目いっぱい晩春を楽しんでください☺️



     



    そして注意もしよう。



    こういうことが浮かぶってことは…そう、僕も実はちょっとね…わかっちゃうからなんです。



     



    悲しいかな、これが"人生"なのよね。



     



    あなたは、ちゃんとしていたはずだった。



    準備も、時間も、気合いも。



    だけど、自分の意に反して、たまに神様に…



     



    「人間やめませんか?」



     



    …って言われてるみたいな時がある。



     



    ーーー



     



    表彰状「日常の神様にフルコンボで煽られた人へ」



     



    きっかけは、



    「エアコン、切ったっけ?」



     



    駅の改札まで辿り着いたとき、



    あなたの中に、モワッと浮かんだ“あの不安”。



     



    「え、絶対"除湿フル"でつけっぱなしだわ」



    そう確信に変わった瞬間、



    あなたは家に向かって、引き返しました。



     



    ドアを開け、部屋に入ったあなたを湿度が襲う。



    エアコンはオフでした。



     



    「なんだよ」



    そう一言つぶやいて、溜息を一つ。



     



    でも、ここで終わらないのが、あなた。



     



    玄関で靴を履き直そうとした瞬間、



    姿見に写った今日のあなたのコーデ。



    上も下も黒。



    鞄も黒。



     



    「なんか……喪服……?」



     



    友達に「喪中じゃん」と、



    いじられる未来が脳裏に浮かんだ。



     



    確かに、推しのアニメキャラ(敵側)は死んだばかりだが。



     



    そこから、急展開。



     



    あなたは、靴下だけを残して全身のコーディネートをやり直しました。



    急いで家を飛び出したときには、もう5分遅れていたはずです。



     



    駅まで走り、改札へ。



    Suicaをかざそうとポケットを探す。



    ……ない。



     



    「うわ最悪、Suica忘れた」



    戻ったら遅刻。



    だから、久しぶりに



    券売機という名の古代文明に手を伸ばし、



    「えーと…えーと…」一生分の「えーと」を使い果たしつつ、



    もたつきながら切符を買いました。



     



    電車の中で、



    “忘れっぽい自分”を責めていたあなた。



    しかし、小学生の時、同級生の男の子から言われた、



    「お前ん家の父ちゃんって、声小さいよな」



    こんな一言は今でも鮮明に覚えている。



    脳の使い方間違ってる。



     



    そうこうしてるうちに、



    目的の駅に着いていて、



    危うく乗り過ごしてしまいかけたところを、



    「おります!」と慌てて電車を飛び出す。



    車内から降りるターンはとっくに終わっていたので、



    乗り込んでくる人々に嫌な顔をされた気がした。



    一応、振り返って確認。



    中学生が私を見つめている。



     



    「こんな大人になってしまったのは、イキって成人式に出なかったからかなぁ」



    そんなことを思いながら、改札を抜けようとポケットを探したそのとき——



     



    出てきたんですよね。



    Suica。



     



    「……あったんかい」



     



    “人間が下手すぎる”



    そんな自覚が、今日はあなたをずっと追いかけていた。



     



    新宿は豪雨。



    あなたは何処へやら。



     



    歌舞伎町に続く地下通路、



    光の入らないタイルの隅に、小さく溜まった泥水。



     



    踏む。



     



    せっかく着替えたベージュのフレアスカートが、



    泥水で汚れた。



    白にしなくて良かった。



    ベージュに泥茶はギリおしゃれ。



     



    「ごめんごめん」と駆け寄った友達の服装は全身真っ黒でキマってた。



     



    あ、傘がない。



     



    日常の神様にフルコンボで煽られつつ、東京でたくましく生きるあなたの生命を讃え。



    ここに賞します!



     



    2025年5月25日



    東京萬天堂・実樹



     



    ーーー



     



    大丈夫です。



    みんな、そんなもんです☺️



     



    あ、いや、みんなじゃないかも。



     



    [X]



    @miki_mantendo