第20回『実樹の禁断賞状』
今日はセラピストらしく……
人類の文明が生み出したとある"神器"について筆を執ります。
「Dynamite(ダイナマイト)」
いいえ違います。
こんなものなかった方が良かった。
「Internet(インターネット)」
いらないです。
こいつのせいで人類は地獄を見ています。
「Jagariko(じゃがりこ)」
かなり惜しい。
人類史において最も革命的な発明ですが、気を抜いて食べると歯茎を傷つけるという難点があり、現人類にはオーパーツすぎました…。
今回、讃える"性の神器"
その名は——
「Womanizer(ウーマナイザー)」
名前は聞いたことあるけど、よく知らない。
そんな方にも届くように
この"吸うヤツ"…
いや…"吸うサマ"に
賞状をお贈りします。
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表彰状「Womanizer(ウーマナイザー)へ」
あなたの誕生には、ある男の“夫としての葛藤”がありました。
ドイツの発明家 マイケル・レンナー氏。
彼がウーマナイザー、あなたの生みの親ですね。
マイケル氏が告げられた、
妻・ブリジットからの正直な言葉——
「私、なかなかイケないの。」
それは夫として、男として、絶望を招く一言だったでしょう。
しかしマイケル氏は諦めなかった。
全ての"ちゃんとした"発明を取りやめ、
己の発明家としての才覚すべてを賭け、
彼は8年にわたる「妻をイカせるため」の研究に突入。
メカと愛の間をさまよい続け、
やがてある日……水槽を見た。
「魚って……ずっと吸ってね?」
そうして生まれたのが、
世界初の**“非接触クリトリス吸引”デバイス**Womanizer。
ウーマナイザー、つまりあなたは、
グッピー由来の性具である。
金魚の命をつないでいたあの静かな“ボコボコ音”。
そのテクノロジーが、今では人類の性を支えているなんて、
これはもう、人類スケベ史に刻まれる事件です。
しかも、進化を止めないあなたは、数々の機種を世に送り出した。
◆ Premium 2:
静かすぎて吸ってるか心配になるが、気づけば吸われてる。まさに性の忍者。
◆ Classic 2:
「ザ・基本形」。安心の吸引設計で玄人初心者どちらもカバー。
◆ Liberty:
ポーチに入るエロって何?旅先で絶頂とか、令和すぎる。
◆ Starlet 3:
小型でカラフル。だが吸いは本気。見た目でナメてると記憶飛ばされる。
◆ OG(Gスポット用):
中も吸いにくるってどういうこと?神?何かを超えてきた。
さらにあなたは、
セレブたちの公式カルトアイテムとしても君臨している。
◆ ケイティ・ペリーは語った。
「人生で一番もらって嬉しかったギフト、それはWomanizerよ。」
世界的ポップスターが吸引を愛する世界。
人類はもう、変なステージに突入している。
◆ そして 熊◯曜子——
性具が証拠として提出された、日本芸能史初の事変。
離婚裁判の中で、夫がこう主張しました。
「ウーマナイザーに付着していた体液が、自分のものではない」と。
これ、マジで裁判所の資料に記載されてます。
この時、僕は思いました。
体液が付着していたということは、不倫相手は自分が果てた後に熊◯さんをウーマナイザーを使用してイカせてあげたということ。
不倫相手、結構丁寧な方だなと。
不覚にも思ってしまいました。
日本におけるウーマナイザーはただの道具から、“事件”へと進化した。
吸ったか吸われたかではなく——
吸引の向こうに、人間の業があった。
⸻
「Womanizer」あなたの、
発明者の愛から始まり、セレブに愛され、裁判に提出され、
なおも痴女淑女を吸い続けるその業深さと無垢な機械性に対し——
ここに、最大級の敬意と戦慄を込め、
禁断賞状を授与いたします!
2025年5月16日
東京萬天堂・実樹
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たかが吸引。されど吸引。
あなたのボコボコ音は、
誰かの夜にそっと革命を起こす。
火を使い、言葉を編み、
そして吸われて生きる。
人類って、すごい。
でもたまには、
セラピストの出番も……思い出してくれたら嬉しいな。
ありがとう、ウーマナイザー。
そして、マイケル氏の発明のキッカケとなった…
グッピーの魂、永遠なれ。
[X]
@miki_mantendo
実樹の写メ日記
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第20回『実樹の禁断賞状?』実樹