第22号「MIKINOKIMI」
2022年の10月9日、ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか?
好きなモノにドープに浸ってると脳の動きが鮮明になる。
[最高の音楽]とか[バグってる映画]とかそれが良ければ良いほど目の前の景色の中で起きているコトとは全く関係ない"他のコト"に集中して、感傷的に考えれることができる…そんな感覚。大好きな時間。
脳内に鬱陶しく茂る、悩みの樹海でさえ、根拠のない前向きな"けもの道"の見通しが立つ。
この文章が届いてる君の好きなモノの一つ、もちろん"大好きな異性との肌の重なり"だと思うんだけど、昔の歌謡曲の歌詞にある『好きな男の腕の中でも ちがう男の夢を見る』って案外悪くない状態なんじゃないかと思っている。
もちろん"ちがう男"は僕的には辛い心情になるので、抱かれつつ、こっちもキモチいい感情で受け止められる"ちがうコト"を考えてくれてると…嬉しいな。
苦しい夜にこれまでに刻まれた"良い思い出"をツギハギにして心に縫い付けるような行為は素晴らしく効く。
その行為が"よこしま"だとしてもバレなきゃいいさ。
愚直な僕は真っ直ぐに君の瞳を見つめながら、何もかも都合よく解釈できるよ。
楽観的な勘の悪さはいい男に必要な要素ですから。
真剣に悩むのは君の幽体を部屋に持ち帰ってってからで。
僕がセラピストになった理由は「やけっぱちになったから」みたいなところがあった。
この世界に一つも"守りたいモノ"を持ちたくなくて、それには自分自身も含まれている。
ちょうどいい捨て方がわからなかった。
その上、しっかり綺麗に捨てたくて"自暴自棄の美しさ"に拘っていた。
自分が好みの「どうしようもなさ」や「みっともなさ」を闇雲に探り、虚な気持ちで【実樹】になりました。
はっきり言うけど、転がって今があります。
この世界での取り組みに、情熱を持ち、高尚に取り扱ってる人には申し訳ないけど、僕の倫理観に嘘をつくと変になるので…この自分の役割を"カッコいい"とか"立派だ"なんて微塵も思ってません。
「きっと救われる女性もいるはずだよ〜」なんて眩しい言葉を頂くと眩しすぎて悲鳴あげるし、熱が出ます。
そんな透き通った論調、僕なんかには、もうもう…本当に申し訳がない。
需要がある以上、業界として"必要善"の要素があるんだろうと思いますが、僕は社会学者じゃねえ訳で、ボンクラなので、冷静な倫理は何一つキャストとしてのこの体には…無い。
恥の多い人生です。真糞人間です。
誰かに認めてもらいたいなんて全く思ってなかった。
"自傷"に近い感覚があった。
乱雑にその日暮らしを繰り返して、色欲情愛に魂を汚し、他人を信用しない目つきの僕に「本当あんたクソだね」って呆れ果てた誰かが告げるような…そんなお粗末な章を求めていた。
身も心も木っ端微塵に粉砕して無になりたかった。
エロとかイチャアマとかそういうモノの準備は全部冗談みたいなもんで。
渾身の色ボケかましてるみたいな。
人肌のぬくもりと肉欲を目的とした快楽主義の秘め事なんてある意味"デタラメ"じゃないですか。
だからそんなんでもいいか〜と思って。
守るモノを何もかも無くしたかった僕は望んで退廃的な生活を目指して誰かのために生きる資格や責任が削ぎ落とされた人間になろうと思った。
それなのに全く逆になってしまってます。
ここでの実感の在る喜怒哀楽で、僕は確かに、笑い、怒り、泣いて、踊ってる。
癇癪持ちの糞坊主なのでこれまでの全てとは書けなかったけど、この与太な生活の中で、僕の中には、身の程わきまえず"とても大切な領域"が生まれています。
頭の弱い僕はそれを心底守りたいと思ってしまっています。
そのせいで混乱してしまってる。
嬉しい誤算。心地よい想定外。
こんなに錯乱するつもりなんてなかったけど、やわらかな気持ちを見つめながら、どこか申し訳なく、頬を緩めつつ、参ったなってなって、空を見上げる時がある。
もちろん、しんどくて俯く時もある。
でも、元来の着地点では、顔を上にも下にも動かすつもりなかったから、総じて"感謝と驚き"なんです。
ずっと飛んでる気分。
驚かせてくれた君に渾身の力を注ぐから「私はこれでよかったんだ」って思ってほしい。
君の狂った内面に決着つけてあげたい。
できてますか?僕にできそうですか?どうでしょうか?
僕が必死になって辿り着いた"思い出"は君の中でどんな風に扱われてるのかとても気になる。
ちゃんと輝いてるのか、色はあるのか。
"実樹"から漏れ出る僕がどう見えてるのかすごく気になる。
三流役者ですまんと思う。
それでもちったぁ好きだと思ってもらえてるか。
顎の下にニキビができれば[君からの思われニキビかな?]って思えるくらい自惚れる調子のいい時すらあるよ。馬鹿だなぁ。
惚れるではなく惚れ込んでほしい。
僕も君に惚れ込みたい。
二人して「この出逢いはヤバい…!」って湧き上がりたい。
見知らぬ夜に泣いているのか笑っているのか。
気軽に逢えなくてごめんね。
離れていてもどうかお元気で。
鬱屈してる君を連れ出して、二人して逃げるのが僕の役目。
僕らだけの国はある。小さいながら豊かに栄えている。
抱き合って辿り着こうね。
存在する理由をくれてありがとう。
昨日、日本が超面白い日だったので、ウケたいなって感情が湧かず、ユーモアも何もない文章になりました。
面白い人ありがとう。
日本が超面白い日、毎日だったらいいのに。
ほんのちょっぴりの寂しさに気づいてくれると嬉しい。
自分の思い描く"本物"に近づけるように、やる気のあるあいだ、頑張ります。
150感想✨謝✨
10月後半宜
9血実樹♂️喜
生きてるうちに会いましょうね。
実樹
@miki_mantendo
実樹の写メ日記
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第22号「MIKINOKIMI?」実樹