第12号「MIKINOKIMI」
2022年の9月14日はバレンタインデーから丁度半年で『セプテンバーバレンタイン』なんてマイナーな祝日でもあるらしいよぅ
この『セプテンバーバレンタイン』は"女性から別れを切り出し、新たなスタートを切る日"という意味のある日らしく…
#1紫の装飾品を身につけて
#2白いマニキュアを塗り
#3緑のインクで書いた手紙を直接渡す
…てな手順で男性に別れを告げるのが習わしだそう㊗️
うーん、センシティブな祝日w
関係性は変化するよねって言うよね〜
深刻に自分を押し殺すような状態になってしまうことはザラ。
とはいえ一人では生きていけないワールドは複雑だ。
物理的に断つ✂️ってのは難しいから、このマイナーな祝日に乗っかって、紫の何かを身につけるくらいは試してみて、こっそり(コイツにはもう頼らん)って感じで、ネオマイハートの新たなスタート切るのはアリじゃないですかぁ♀️✨
水を得たように、追い風受けてるように、上質なガソリン脳天にぶち込まれたように、生き生きとはしゃぐ君が見たい⚡️
女性として華やいで勢いつくように君の性的欲求を純粋に担当したい欲がある、よこしまな僕だ。
セクシャルに関してはね〜普段は野暮なことは言いたくないし、なるべく直接的な表現は控えてるつもりなんです。
ウケればそれでいいひょうきん者だし✌️ピース
エロス、奥ゆかしく、在りたいから、自己啓発本とかセミナー本みたいに奇抜なキャッチコピーを掲げるのではなく、純文学のように君のぬかるんだ情欲を臓物をズルズルと到達して、快楽の向こう側に共に辿り着きたい。
でも今回は敢えて、表明したい。
僕は取り憑かれたようにエロスが好きだし、アタオカな架空な官能空想設定とか最高愛してるし、猟奇的ドM色欲の爆発とか、君のそんなんが見たい見たいあー見たい。
人生の多感な時期はレペゼン新宿。
この卍天道を歩むに当たっての官能的思考はゴールデン街らへんでスクスク育ててもらいました
金玉街にて、よく通ってたバーがあって、イタリアン人の彼氏持ちのお姉さんがバーテンダーやってて、その彼氏さんがお姉さんと付き合った理由は♂️「エロイカラ」です。
イタリアン人をエロさで落とす日本人のお姉さんのことを僕はとても尊敬して色々マナーを教わりました。
そんな場所にて、僕はバーの常連客のNTRが趣味の浦和の変態夫婦の奥さんを旦那さんの許可なく寝取って訴えられそうになった時があって
"マジで怒るおじさん"って難しい言葉とか使ってきて超怖いんだよぅ…。
そんな時、お姉さんと常連客のロイさんっておじさん紳士が庇ってくれたことで、ことなきを得て、変態夫婦は浦和へと帰りました。
この庇ってくれたロイさんが素敵な紳士。
ハゲてるんですけど、いつもオーダーのスーツとハットでビシッと決まってるし、ハゲてるんですけど話も面白くて女の子が嫌がる下世話な言葉とか一切口走らない、ハゲてるんですけど、とてもモテる!
ベタだけど、リリー・フランキーって感じだね!伝われ〜✨
そんなロイさんは生粋のSで、自作で"SM写真集"を作るほど
浦和の変態夫婦の一件で仲良くなり、門外不出極秘の自作SM写真集をある日、僕のために持ってきてくれて、こっそり見せてくれたんです。
ページを開くと、個人で作成してるモノですが、モデルさんがもうアレがアレでもうそのままどぴゃー
緊縛だったり、蝋燭だったり、拷問器具だったり、ビジネスホテルらしき場所で裸で椅子にくくりつけられてるのとか。
でもそんなんに混じって丘に立つオフショット的な写真や、横顔のモデルさんが唇の上に羽を載せて目を瞑るアート的写真や、エプロンをつけて笑いながら目玉焼きを焼く生活感に溢れた写真だったり…そんなんがあったかと思いきや次のページは涙と鼻水をドバドバ流しながら、アレにソレがコレでもうあっぱれ!って感じのすごいのがあったり…。
すべてのページを見終えて、僕はロイさんに写真集を返します。
「実樹君、どうだった?」
「いやー、もう、すごいとしか言いようがないです…」
「実樹君、この写真集の作品の中でもっとも私のS心をくすぐるモノはどれだと思う?」
「えっと…あの、アレがソレであっぱれしてる写真とか…」
「なるほど〜違うんだなぁ。正解はこれだ。この子が唇に羽を乗せた横顔の作品」
「え?これなんですか?もっと激しい写真あるのに…なぜですか?」
「いいかい?実樹君、この横顔のショット、何枚か続いてるけど、この子の唇の上の羽がピクリとも動いてないだろ?つまり"この子は僕の「息をするな」という命令を聞いてる状態なんだよ。だから僕のS心をくすぐるのさ」
「はへぇぇぇ…」
「実樹!感心ばかりしてないで、あなたもマンマミーヤしなさいっ♡」
…奥深けぇ!!!
ロイさん深いっす!Sって突き詰めると精神論なんですね!!!
僕はロイさんとは道もキャラも何もかも違うけど、あの時生まれた"ぶっ飛んだ性的趣向や快楽欲求ってマジで人を良くするよな"って感情を忘れたことはない。
没頭して君のこと淫らにして、眩しい闇の中に二人して溶けるの、目指したい。
『痴人の愛』にて、主人公の河合はナオミと性的衝動のグロテスクな力に敗北したと、僕は感じてます。
僕は屈したくない…。
君が一番快楽に追い込まれた時に魅せてくれる化け物らしさを僕が食べて目指したい。
快楽が祝福に成り上がる領域。
煩わしいなぁと思いつつ、道具はリュックに忍ばせてるし、財布の中のカード類、色々整理した時も、秋葉原のM'sのポイントカードはそこまで頻繁に使わんが、なんとなく入れておいた。
君がこのホームページにて僕の日記を読んでくれてる原点の初期衝動、正面で待ってます。
読み直したけど"意気込み"って四文字だね。
君の新たなスタート圧倒的味方になれるように、実樹、意気込んでみました
実樹
@miki_mantendo
実樹の写メ日記
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第12号「MIKINOKIMI?」実樹