vol.132『実樹のドZINE』
「梅雨明け!」って僕が宣言しときました☀️
非公式だけど、ほら、ふなっしーは非公式ながら公式のキャラよりも公式だったでしょ?つまり、ん?非公式なのに公式より公式で始業式?鑑識?風呂敷?花やしき?浅草のお話でしたっけ?
とにかく夏でぬ
今年の夏は長いのかなぁ?
コロナ禍明け、祭囃子がたくさん聴ける季節だといいね
中学生の頃に、初めて出来た彼女。
付き合ってるとは言っても、手も繋がないし、もちろんキッッスもしない、学校の廊下ですれ違ってもろくに会話もしない。
クラスも違ったので、友達を介して、文通するくらいかな?まぁでもさ、そんな感じの交際じゃあないですかあ、中学の恋愛って〜清らか〜✨
余談だけど、お互いのピュアさを少しでも確認しながら、重なりあいたいね
今はそんな気分(僕にだって気分はあります)
話を思春期に戻そう。初夏の夏祭りの季節に入るも、どこか踏み込む勇気がなくて彼女を誘えず。
僕は男子のグループで、彼女は女子のグループでお祭りに遊びに行った。
彼女たちが浴衣で来ることは知ってたから、僕はソワソワしてキョロキョロキョロキョロ。
りんご飴を歯茎血だらけになりながらかじっていることにも気づかず、キョロキョロ。
縁日の屋台がずらっと左右に並ぶ先に、浴衣姿の彼女を見つけて、オロオロ。
眩しかった、胸が高鳴った、手に持った袋の中の金魚たちもぴちぴち跳ねた。
帰る寸前に金魚すくいやるべきだったのに、序盤ではしゃいでやっちゃったから、完全にミスった〜って思ってたw
二人きりになりたかった。
でも、ただ「二人になりたいから…」なんて素直に伝えることはできなかった、勇気を振り絞って、僕は女子たちと楽しそうに話す彼女に声をかけた。
「あのさ、金魚を川に流そうと思うんだけど、一緒に流さない?」
彼女は「え?」とキョトン。
(なんか変な感じになっちゃった)とアワアワ。返事が返ってくる」
「行かない」
僕はただ女子たちの前でヘラヘラするばかりでした。
「リンゴ飴食べる?」って僕の歯茎から出た血が滲んだリンゴ飴を差し出したら「いらない」とも言われた。
あの時の自分を救いたくって、今君に向かって一生懸命に尽くしたいのかも知れない。
青春時代の初めての彼女がおそらく照れ隠しでくれなかった笑顔や惚れの字を僕は君に見出したい。
今度は逃したくないなぁ。
恋は永遠。ストロベリーフィールズの夢。
ちなみにこのあと。
「じゃあ私行ってもいいよ」って言ってくらた別の女の子と金魚を川に流してたら、そのまま花火が始まってしまって、その子と一緒に花火を見てしまったことが女子のあいだで問題になり、次の日の昼休みの時間に学校の図書室に女子たちに呼び出された。
8〜9人の女子が行儀悪く、机の上に腰かけてて、腕組んでめちゃくちゃ怒ってた。
ボスの女の子に「昨日の祭りってどういうこと?」って詰められたけど、そのボスの女の子のパンツずっと見えてたから、ちょっとそれどころじゃなかった。
一人一人の女の子から「お前はダメだ、お前だけじゃなくお前以外の男子もダメだ」みたいな言葉を言われた。
収拾つかないピンチを最終的に"金魚をすくうタイミングを間違えたせい"ってところに落とし込んだ。
それはそうかもって納得してくれてよかった。
ボイミツしようね。
いいことしながらきっと僕らは過去の情けなかった自分を救える。
海亀の産卵のごとく、ポロッと「はい!いま!たのしい♡」を絶対に力強く産む産む産む産む
【東京/横浜萬天堂】実樹/みき
Twitter @miki_mantendo
実樹の写メ日記
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