vol.58『実樹のドZINE』
今日で東京卍天堂に心臓を捧げて半年でした。
夜風を切って東京を彩る僕らは闇夜の蜃気楼。
それっぽい言葉を並べた僕は君に読む物語。
僕はあからさまな表現が苦手。
はっきり言って避けてます。
野暮な空気を持つ人間になると一気に僕の生める時間や空間に色気がなくなるので気をつけるのが美学。
夢中で君に触れてるうちに身体的な変化(例えば潮吹いてくれてシーツがびしょびしょになったり)が目の前で起きる奇跡も呼んだりするけど、もう邪でどうしようもない僕、その景色は絶対に自分のモノだけにしまいたくて、誰にも見せたくないし、お部屋をルームメイキングする従業員さんに見られてしまうのが悔しいくらい。
隠したいのはなぜかというと、人間やめて獣たる僕らの成分エネルギーすべて、暖房も換気扇も止めた、ふたりぼっちの世界にすべて閉じ込めたい。
エロスに自分の手柄なんかない。
ひけらかすのはナンセンス。
品がない。
いや、わかるよ、そりゃ品はないのだよ僕なんかね。
でも品があるって思いながら品がないからパーフェクトハピネス快楽の極地、いわゆる「幸福蝕」として人を解脱出来るわけでさ。
僕はそうやって嘘みたいに篭った時間が楽しい。
人それぞれに快楽の感じ方や、プレイで起きる身体的な変化は、絶対に違って、こうならなければいけないとか、そんな決まりはなくて、別に潮吹かなくても君が気持ちよければそれでいい。
それにどういう心持ちとか気分で体質の変化を迎えてるかの方が大切だと思う。
ちょっと苦手だなって男がたまたまアレコレ動かすのが上手ってだけで、布団であーだこーだなってしまったら最悪な気分だと思う。
正解とかないと思う。
浅くても深くても、どんな風に体が反応しようと感じにくくて苦労しようと、君が良ければそれでいいのだから、なにも気にしなくていい。
僕はますます「女心はわからない…だから楽しい」ってこの学問に没頭して楽しく自分らしく極めていきたいと思う。
選択肢を設けられることが、自分の特殊特別たる役割への説得力だと思って、常に焦り、染めり、華やかに彩り、夜道を通り、君まで至けり。
人間一週目。
100点の男じゃないくせに、君と過ごす匂いだけ生んで、ちょい悪いなとか思うけど、すごい楽しくいてくれるように夢中で考えてみるし、もうむりもうむりむりむりむりゔゔぁぁあ゛ってなってくれるようにとってもカッコよくセクシャルにアプローチしてみるから。
懲りずにそばに来てください。
兼業過度期につき、年末年始より時間が作れなくて僕も寂しいんだけど。
難しい時期に会ってくれるの本当に嬉しい。
疼くよね。
よしよし。
僕でよければ。
君のために今出来る精一杯。
ライフ・イズ・ビューティフル。
わんだふるわーるど♂️✨
【東京/横浜萬天堂】実樹/みき
Twitter @miki_mantendo
実樹の写メ日記
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vol.58『実樹のドZINE』実樹