vol.35『実樹のドZINE』
25日でまる5ヶ月。
向いてないわなーと思う場面もありつつ、なんとか続けられてます。
悦ぶ君の姿を見て僕に喜びがある。
これはめっちゃ後付けの気持ち。
何が嬉しくて何が楽しいのか給与面以外で想像もついてなかった。
思えば子供の頃の卒業文集に「セ○ピストになりたい!」なんて書いてなかったわけで。
そもそも知らなかったし、知ってても僕は流石にそこまで大人をハッとさせる感性を持った子供ではなかったのできっと書かなかった。
「うわーセラピ○トになっちまったー」なんて気持ちになる時も正直あるけど。
些細な憧れがいくつも重なって、いま僕はこの道を歩いている。
映画『バージン・プラネット』の中でトーニャがサラに「私、ダニーと不倫してる」って告げて、驚いたサラがスムージーみたいなドリンクを吹きこぼした後にトーニャが「ちょっと〜吹くなら潮だけにして〜」って返してて、わーこんな粋なユーモアがあるのかって感服したし。
昔の映画だけど『サスペンダー』でマネージャーのジョージがスター女優のフランシアと一線越えた途中で「この夜が僕のお給料だなんて言わせない」って言いながらフランシアの首を絞めてセックスし始めたシーンで、えーそんな刺激的なことがあるのか…と高揚したし。
映画『アフター・プラム』のホームパーティーの途中で気持ち悪くなって金持ちの友達のプールにドバァって吐くカミラに近づくアンディが「来ないで!」と言われるのも無視してカミラに口づけして一言「これが君の味?最悪だけど幸せ」って言ってて、こんなヘンテコな愛情表現があるのか…と尊敬したし。
映画『禁断の街角』で相性の良すぎるクレイにエミリーが「あなたの指は一体何本あるの?」って喘ぎながら告げるシーンでクレイが「君が望むなら何本でも」って言って背中の方からウニウニ指が生えてくる展開に、え、このテイストでホラーなのかよ…ってマンネリとは無縁のエロスへのプライドを学んだし。
何より伝えたいのは今僕が述べた映画ひとつも実在しなくて全部嘘ってこと。
文字数かけてなにやってんの?
ヤバくない?
色んな理由が積み重なって、いま君に僕の妄言を見てもらえてるのは本当だよ。
嘘の映画のこの世に無いシーンは僕らで真実にしていこうね♂️♀️
出逢えることを楽しみに待ってる✨
【東京/横浜萬天堂】実樹/みき
Twitter @miki_mantendo
実樹の写メ日記
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vol.35『実樹のドZINE』実樹