vol.28『実樹のドZINE』
冬の星空が近く見えるのは空気が澄んでるだけではなくて、外気の冷たさに神経が研ぎ澄まされるから。
なんならきっと絶対にそっちの理由の方が強いと思う。
僕らの力なのだ。
負荷をかけると甘くなるトマトと同じようにちょっとの厳しさで研ぎ澄まされる僕らの感覚。
なんとなくでも、はっきりでも、割と過酷かも知れんと息を吐いてるんなら「私は果実、とびきりの果実、今まさに甘くなっている、それはもう諸外国に品種ごと狙われるように」と念じてほしい。
ふれあいの中で自然と見知る『"山場"を前にした君』に対して、いかにもな解決策とか正論めいた言葉をぶつけるのはナンセンスだから「最高のラーメンがあるよ」とか「怪奇!YesどんぐりRPGのお三方の一発ギャグみよ」とかそういう張り詰めた神経の和らげかたしか思いつかないしそれこそが良い優しさに近いと思うから実行するんだけど、んーなんだか無力だなーとか思うし、とはいえ普段ラーメン食べない僕としてはまっすぐな努力っぽい感じだしなー、とか、よし!うん!ベッド!ベッド!ベッドでベストを尽くすか!全集中⚔みたいな、うん。要は。葛藤はいつだって抱えていると伝えたかった。
「あんたバカァ?」でおなじみエヴァのアスカと同じくらい「殴りに行こうかぁ?」でおなじみのCHAGE&ASKAのASKAが好き。
チャゲアスよい。『太陽と埃の中で』って曲が大好きで「僕らはいつだって風邪をひいたままさ〜♪」っていう、曲調とは裏腹に自分なんてこんなもんだけど頑張ろう!みたいな発着点の低いスタートからの〜前向き!が僕はとても心地よく、東京リベンジャーズとタイアップしてるわけでもないのに『YAH YAH YAH』の「これから一緒に殴りに行こうか〜♪」とか、声高らかに絶対やっちゃダメな最後の手段みたいことをポップに歌いあげるところがすこぶる肉肉しくて、最高。生きてることが表現されている!と胸がいっぱいになる。
それだけに近年の音楽以外でのエンターテイナーぶりは笑いながら泣いてしまうというか、ASKAが"最近買ってよかったもの"って普遍的な質問に嘘みたいな回答してる記事を読んで、面白かったんだけど、もう本当にいたたまれない気持ち。
ダメ絶対。吸わない炙らない。こっちおいで。いいから。僕に預けてみて。
健全なるエロスでトリップ。がんばろーーー。
新年になってもう12日過ぎてるとか世界生き急ぎすぎ
この調子じゃあ、あっという間に2月だーよ。
節分には熱々のチョコを鬼にぶっかけないと、バレンタインデーは好きな男の子の鼻に豆を詰めるのだよね。
おっとこっちの世界では違うか…(パラレル匂わせ)♂️♂️✨
迷い込んだラビリンス。
このワンダーワールドがどこか好き。
君に同じように思ってもらえるように頑張らないとなあ。
さっきの余談になるけど、東京リベンジャーズとタイアップしてるヒゲダンの『Cry Baby』の始まり「胸ぐらを掴まれて強烈なパンチを食らってよろけて〜♪」っていう喰らってる!って感じが素直でいいなぁと思った。
バンドに乱暴とかやんちゃなイメージないもんな。倒れた後に立ち上がるとかそういう目線でヤンキー作品を底上げするの良き。素直。
他人に長所を伝えるためには素直になることが近しい道なのかなと僕は考える。
得意な人はすぐに自分の知らない自分の長所を見つけてくれる。
ありがたいよね。
僕も意識して君を待ってみる♂️
【東京/横浜萬天堂】実樹/みき
Twitter @miki_mantendo
実樹の写メ日記
-
vol.28『実樹のドZINE』実樹