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霜月の写メ日記

  • 霜月星へ
    霜月
    霜月星へ

    霜月と申します。



     



    ここのところ、故郷の霜月星に還る機会が増えました。



    母の様子をマメに見に行かなくてはならないのです。



     



    最近の母は、超電話魔に変身しました。



    昼夜問わず、大した用事もないのに電話を掛けて来るのです。



    母は、電話した事をすぐに忘れてしまうので、その後立て続けに何度も何度も繰り返し電話を掛けてきます。そして、いつ電話を取っても「あらあんた、久しぶりじゃない」ってトーンで話し掛けて来るのです。「お母さん、さっき話したばっかりだよ」なんて事は言わないでおいて、こっちも久しぶりに会話する体で極力母のトーンに合わせますまあ、楽しいのだけど、ちょっと根気のいるやり取りですね



     



    さて、実家に帰ると色々な雑用が僕を待っています。



    掃除・洗濯の他にも、大量に届いたクスリを、朝昼晩毎に仕分けて、ヘルパーさんが取り出しやすいようにおクスリカレンダーに収納したり、申し送りノートに目を通してチェック印を押したり。



    あと、部屋の片隅に積まれている段ボールの空箱を一つ一つバラして束ねていくという大仕事もあります。オムツだったり健康食品だったり給食サービスだったり、毎日何かしら届くので、やたら段ボールが増えていくのですよね



    で、そんな雑用をこなしている時に限って、母はやたらと僕を呼びつけます。僕が忙しく作業しているのはわかっているのにお構いなしま、僕も子どもの頃は、大した用事もないのに母を呼びつけていたので、おあいこですね



    母にとっては、何十年越しのリベンジなのかも



     



    さて、一仕事終えて手が空いたら、母とのおしゃべりタイムが始まります。



    最近は辻褄の合わない内容も増えてきました。



    母の記憶が色々とこんがらがってきているようで、僕の知らない登場人物が出てきたり、大昔の設定で話が進められたり。



    でも、僕が誰なのかはわかっている様子なので、それはありがたい事です。



    母は話した事もすぐに忘れてしまうので、同じ会話が何度も繰り返されます。



    でも別にいいんです。母が話したいなら、僕は同じ話でも繰り返し耳を傾けます。すぐに忘れちゃうとしても何も問題ない。その時その時、母が楽しい気持ちでいられるなら全然構わない。



     



    ひとしきりおしゃべりして、母がウトウトしてきたら、僕は帰る時間です。



    ではではお母さん、また来ますね。



    僕の事、覚えていてねえ



    <html><body><p>霜月と申します。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>ここのところ、故郷の霜月星に還る機会が増えました。</p>



    <p>母の様子をマメに見に行かなくてはならないのです。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>最近の母は、超電話魔に変身しました。</p>



    <p>昼夜問わず、大した用事もないのに電話を掛けて来るのです。</p>



    <p>母は、電話した事をすぐに忘れてしまうので、その後立て続けに何度も何度も繰り返し電話を掛けてきます。そして、いつ電話を取っても「あらあんた、久しぶりじゃない」ってトーンで話し掛けて来るのです。「お母さん、さっき話したばっかりだよ」なんて事は言わないでおいて、こっちも久しぶりに会話する体で極力母のトーンに合わせますまあ、楽しいのだけど、ちょっと根気のいるやり取りですね</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>さて、実家に帰ると色々な雑用が僕を待っています。</p>



    <p>掃除・洗濯の他にも、大量に届いたクスリを、朝昼晩毎に仕分けて、ヘルパーさんが取り出しやすいようにおクスリカレンダーに収納したり、申し送りノートに目を通してチェック印を押したり。</p>



    <p>あと、部屋の片隅に積まれている段ボールの空箱を一つ一つバラして束ねていくという大仕事もあります。オムツだったり健康食品だったり給食サービスだったり、毎日何かしら届くので、やたら段ボールが増えていくのですよね</p>



    <p>で、そんな雑用をこなしている時に限って、母はやたらと僕を呼びつけます。僕が忙しく作業しているのはわかっているのにお構いなしま、僕も子どもの頃は、大した用事もないのに母を呼びつけていたので、おあいこですね</p>



    <p>母にとっては、何十年越しのリベンジなのかも</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>さて、一仕事終えて手が空いたら、母とのおしゃべりタイムが始まります。</p>



    <p>最近は辻褄の合わない内容も増えてきました。</p>



    <p>母の記憶が色々とこんがらがってきているようで、僕の知らない登場人物が出てきたり、大昔の設定で話が進められたり。</p>



    <p>でも、僕が誰なのかはわかっている様子なので、それはありがたい事です。</p>



    <p>母は話した事もすぐに忘れてしまうので、同じ会話が何度も繰り返されます。</p>



    <p>でも別にいいんです。母が話したいなら、僕は同じ話でも繰り返し耳を傾けます。すぐに忘れちゃうとしても何も問題ない。その時その時、母が楽しい気持ちでいられるなら全然構わない。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>ひとしきりおしゃべりして、母がウトウトしてきたら、僕は帰る時間です。</p>



    <p>ではではお母さん、また来ますね。</p>



    <p>僕の事、覚えていてねえ</p>

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