ふと頬に感じる風が、少しずつやわらかくなってきたこの頃。通りを歩けば、つぼみを膨らませた桜の枝が春の訪れを教えてくれます。今朝、近くの公園に立ち寄ると、一本の桜が静かに、けれども確かな美しさで咲きはじめていました。
桜の花は、毎年変わらぬようでいて、その年の空気や温度、陽射しによって微妙に表情を変えます。淡いピンクの花びらが、青空の下で風に揺れる様子は、心の奥深くまでそっと染みわたるようです。ほんの短い間しか見ることのできないこの光景は、まさに“今”を大切にすることの尊さを教えてくれているように感じます。
お客様の中にも、「桜が咲くのが楽しみ」とおっしゃる方が多く、皆さんそれぞれに春の思い出があるようです。あるお客様は、昔を思い出されて、「あの時も満開だったわ」と懐かしそうに話してくださいました。桜は、誰かの記憶と優しく結びついているのかもしれませんね。
季節も暖かくなり、お客様にはオイルマッサージをお勧めしております。ほんのりと漂う香りと、やさしい手技で、心と体の両方がゆったりとほどけていくような時間をお過ごしいただけたらと思います。
忙しい日常の中で、立ち止まる時間はなかなか取れないもの。でも、季節の変わり目こそ、ご自身をいたわるひとときを持っていただきたい…そんな想いを込めて、今日もお客様をお迎えしています。
サロンの窓から見える小さな桜の木も、そろそろ開花をはじめました。ぜひ、春の香りとともに、癒しの時間を過ごしにいらしてくださいね。
亮平の写メ日記
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春がやって来ました亮平