あきらの写メ日記

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森の中をさまよう1匹の猫<br />

いつも通りのはずの1日は<br />

突如として世界を包んだ<br />

大洪水により一変してしまう&hellip;<br />

街が洪水の中に<br />

消えゆくのを見つめながら<br />

居場所を後に旅立つことを決意する<br />

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人間は登場せず、台詞やナレーションも無く、猫の視点で描かれる８５分の作品。<br />

最新の3DCGと比較するとやや前世代感があり、ゲームで言ったらPS4初期くらいのグラフィック感。



主人公の猫をはじめとした動物達はアニメ的な味付けはされておらず、ガチ動物。<br />

しゃべったり、二足歩行したり、人間のような表情は無い。<br />

あくまでもリアルな動物のしぐさの範囲で表現が行われている。<br />

かといって完全にリアル路線かというとそうでもなくて、ところどころ「野生の動物」とは一線を画した「キャラクターとしての行動」をすることもある。<br />

このどっちつかずなバランスがなんとも独特な空気感を醸し出しているように思う。



人類は滅びているようだが、文明の面影はそこかしこに残っている。<br />

でも何があったのか等は特に語られない。<br />

「何も考えずに雰囲気を楽しむ映画」のような気もするし、「どういう設定なのか考察して楽しむ映画」なのかもしれない。<br />

宗教とか神話になぞらえた何かしらのメタファーなのかなって思う描写もあるけれど、明確な解答は用意しない作りは好みが分かれるだろう。<br />

僕は正直ちょっとよく分からなかった。



僕は途中で考えるのを辞めて、「猫ちゃん可愛いな～」ってIQ28くらいの思考で楽しんでました。<br />

猫好きの人にオススメ&hellip;って言いたいけど、猫ちゃんが津波に流されたりして胸が痛むので、猫が好き過ぎる人にはオススメできないかも？<br />

怪我したりとか痛々しい描写はないから、そこは安心して。