【10月は12回日記を更新しよ〜(7/12)】- あきら(東京萬天堂)- 性感マッサージ

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  • 10月は12回日記を更新しよ〜(7/12)
    あきら
    10月は12回日記を更新しよ〜(7/12)

    皆さんは高い所はお好きですか?<br />

    僕は元々高所恐怖症を自称していたのですが、途中で辞めました。<br />

    辞めようと思って辞められるものなのか?と思われるかもしれませんが、病院で診断を受けた正式な恐怖症でないのであれば、辞められると思います。



    僕は小学5年生の時に学校の行事で東京タワーに行ったのですが、思いのほか自分以外にも自称・高所恐怖症が多いことになんか萎えちゃったんですよね。<br />

    ひねくれ者としては、皆が同じことをしていると冷めるというか。<br />

    所詮ほとんどの高所恐怖症って自己申告でしかないし、言ったもん勝ちだよなぁって思ってしまったのです。<br />

    そして二度と高所恐怖症とは言わなくなったのですが、するとどうでしょう。<br />

    不思議なことに高い所への苦手意識はなくなったのです。<br />

    ひねくれ者の矜持によって、高所への恐怖を克服しました。<br />

    そういうものです。



    「恐怖」とは「死ぬことに対する警鐘」です。<br />

    人間は空を飛べず肉体も脆弱なので、高所から落ちたら死にます。<br />

    落ちたら死ぬ高さに対して恐怖を感じるのは生物として当たり前のことなのです。<br />

    それを高所恐怖症と自称して怖さとして認識するか、本能的に普通の事としてスリルと解釈するか。<br />

    本人の意識によってコントロールできることなのかもしれません。



    そんなわけで僕は高所恐怖症というわけではないのですが&hellip;。<br />

    高い=怖いという人間の本能に刷り込まれた恐怖を久しぶりに思い出させてくれた映画を紹介します。<br />

    「FALL/フォール」という作品です。<br />

    Amazon Prime Videoで配信中。

    山でのフリークライミング中に夫を落下事故でなくしたベッキーは1年がたった現在も悲しみから立ち直れずにいた。<br />

    親友ハンターはそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立てて現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。<br />

    老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。<br />

    しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまう&hellip;。



    2人の女性が地上600メートルの細い塔の上に取り残された!!<br />

    塔の上は電波も届かず救助は呼べない。<br />

    食料もない。<br />

    さぁどうする!?<br />

    というワンシチュエーション物のサバイバルスリラー。<br />

    高所恐怖症発狂必至映画。



    塔の上に取り残されたは良いけれど、そこから映画としてどうするのか。<br />

    ワンシチュエーション物は「変わり映えしない画」という問題を抱えているが、その「変わり映えしない画」が地上600メートルなので恐怖そのものなのである。<br />

    話を展開させ難いシチュエーションではあるが、想定しうる最悪の展開は一通り全て起きるので最後までスリリングだ。



    主人公の親友であるハンターは近年の映画でよく見かけるSNS中毒でフォロワーを増やすことに必死なパリピ系の女性。<br />

    だがこの手のキャラが酷い目にあって「ざまぁみろ!」っていう映画ではないのが驚き。<br />

    正直、いけ好かないインフルエンサーを最悪なシチュエーションで苛め抜いてニヤニヤするタイプの映画だと思ってた。<br />

    「状況を悪くさせる為の舞台装置として配置されたビッチ」と言うキャラは映画でよく見るけれど、ハンターは意外とそうではないのが新鮮。<br />

    &hellip;まぁビッチではあったけど。<br />

    パリピ系キャラは「こんなアホどうでもええわ」となりがちだけど、ちゃんとした行動原理があるので不快感が少なく素直に応援できるキャラ。<br />

    むしろ状況に流されるだけでいつまでもウジウジしている主人公の方がイライラするかも。<br />

    ただそんな主人公もずっとそのままというわけではなく、危機的な状況に立ち向かう中で過去と向き合い、人間的な成長を描くしっかりした脚本になっているのが憎たらしい。



    もっと頭空っぽなパッパラパーB級映画だと思ってたのに!<br />

    普通に面白い映画じゃないか!



    ただ終盤にちょっとした「捻り」があるんだけど&hellip;。<br />

    ぶっちゃけそれは想定の範囲内。<br />

    まぁまぁ映画を観ている人ならこの「仕掛け」は真っ先に思い浮かぶんじゃないかな。<br />

    「どんでん返し」って演出でもないから、展開が読まれることも想定した上での脚本なんだろうけど。



    ラストはちょっと盛り上がりにかけるかな。<br />

    僕は映画を観ている時に生意気にも「僕ならこういう展開にする!」とか考えながら観ちゃうんだけど、正直ラストに関しては僕の妄想展開の方が面白い自信がある笑<br />

    妄想展開を書いた質問箱をXに投稿しているから、この作品を観たことがある人やネタバレを気にしない人は見て。<br />

    絶対こっちの方が面白くない?<br />

    【東京/千葉萬天堂】あきら Xアカウント



    とはいえ高所恐怖症の人にこそ見て欲しいオススメの映画です。



    そういえばジェットコースターが落下する際の無重力感に恐怖を感じて股間が縮み上がる感覚のことを「タマヒュン」と表現するけれど、女性の場合はどういう感覚なのだろうか?






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