こんばんは!たつきです!
先日『チョコレートドーナツ』という実話ベースの映画を見ました!
ネタバレを含む感想は日記最下部に書きました!
ネタバレ気にならない方は最下部もお読み下さい。
ゲイのカップル、ルディとポールが薬物中毒の母に捨てられたダウン症の少年マルコを引き取り、
3人で家族のように暮らしていくお話。
親子関係・家族関係の在り方や幸福・愛とは何かを考えさせられます。
時に差別を受け理不尽に苛まれながらも、
マルコの幸せを願い粉骨砕身するルディとポールの姿に心打たれます。
親の愛を受けずに育ったマルコが、
ルディとポールと共にくしゃくしゃの笑顔でいる姿は印象的でした。
愛と幸せを、忘己利他として描いていると感じました。
自分の状況を省みず、相手の心の空白を埋めようとすること。
それを自己犠牲ではなく、使命や潜在的欲求のように感じられることは、
与える側にとって稀有な体験で幸せなことです。
心の底から湧き起こる思いで何とかしてあげたいと思えるような人。
人の生涯でそう現れない尊い存在です。
凄く温かく、感動的な映画なのでお時間ございましたら観てください!
たつき
!!!!!以下映画のネタバレ含む感想!!!!!
映画の結末では一つの決別が描かれます。
しかしこれは純粋な不幸なのかと疑問に思える自分がいました。
誰の人生にも別れが辛いと思える出会いが訪れるとは限りません。
ましては自分が苦しんでも、幸せを願いたくなるような相手に出会うことは稀ではないでしょうか。
それを思うと登場人物3人は不幸に終わったのか?
そう思わずにいられなかったです。
3人の家族関係は1年ほどで終了しました。
この作品がどこまで実話に基づいているのかわかりませんが、
刹那的とは言え胸に焼きつくような日々を送れたことの価値に、
3人は目を向けることができていて欲しいと切に思いました。
そんな出会いは誰にでも起こるような普遍的なものではないのですから。
幸せな人間関係は長く続くことが前提だと考えている方が世の中多いように思えます。
しかし必ずしもそうではなくて、
幸せな関係とは3人の間で紡がれたように、極めて密度が高く有意義な、
しかし儚く束の間の繋がりである場合もあるということです。
そしてそんな関係は短いからこそより一層愛しく幸せに感じられ、
胸に刻まれるような尊く価値あるものなのではないでしょうか。
・・・と、そう綺麗に割り切れればいいけど、それが人には難しい。
いつまでも続いて欲しかったとわがままになってしまう。
まさに人間だもの、ですね。
たつきの写メ日記
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チョコレートドーナツたつき