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秋草の写メ日記

  • 小説「セーブという秘密の理由」
    秋草
    小説「セーブという秘密の理由」

    秋草です!



    ご無沙汰しております!



    今回は小説を書きます!!



     



     



    「セーブという秘密の理由」



     



     



    私には、セーブ機能がある。



    それは、比喩でもなんでもなく。



    セーブを願って、そして時間が経ってからセーブした所まで戻りたいと念じると、最後にセーブした所まで時と場所が戻る。



    それは最初、たまたま出来た。



    大学のレポートがやる気起きず、徹夜で挑むその日に、このままだと寝ちゃいそうだからセーブするぞ!ってやって、そしてそのまま寝ちゃって、セーブした時に戻りたいなーって思ったら、戻れちゃった。



     



    あれ?あれれ?戻ってるよな?夢だったじゃないよな??



    そして、試しにまたセーブを願い、一時間経ってトイレに行きたくなった頃に、セーブポイントまでまた戻りたい!そう念じたら、全くトイレに行きたくなくなり、時計も一時間前に戻っていた。



    すげえ。すげえ機能を手に入れたぞ。



     



    しかし、しかしだ。



    この機能を使う機会は全く無かった。



    戻りたいって思うことは、普段生きていて、なかなか無い。



    私の場合はだ。



    なんとなくで生きて、まあいっかで、ずっと生きてきた。



    そして私は、すぐにこの機能のことを忘れた。



     



    それから20年が経った。



    私は時々、セーブした事を思い出す。



    いま、念じたら、20年前のセーブポイントに戻るかもしれない。



    そしたら、20年間、また色々な人生を楽しめるかもしれない。



    でも、私はこれでいい。



    生まれてからいままでの、自分だけの人生。



    他に変えられない人生。



    みっともなくても、恥ずかしくても、普通でも、異常でも。



    この、自分だけの人生が、とても好きで、それは、一回だからいいんだ。



    また新しい人生ってのは、今この瞬間から始まる、それだけでいいんだ。



     



     



    街を歩き、もしかしたら、すれ違い道行く人にも、セーブ機能があるのかもしれないなって思った。



    うまくいくまで何度もやり直し、成功へと進む。



    それは、とても素晴らしいことだ。



    そういう人生も、かけがえのない。



    でも、私は。



    この、自分だけの人生を、どんなに失敗しても成功と思える人生を、大切にして、生きていく。



     



    <html><body><p>秋草です!</p>



    <p>ご無沙汰しております!</p>



    <p>今回は小説を書きます!!</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>「セーブという秘密の理由」</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>私には、セーブ機能がある。</p>



    <p>それは、比喩でもなんでもなく。</p>



    <p>セーブを願って、そして時間が経ってからセーブした所まで戻りたいと念じると、最後にセーブした所まで時と場所が戻る。</p>



    <p>それは最初、たまたま出来た。</p>



    <p>大学のレポートがやる気起きず、徹夜で挑むその日に、このままだと寝ちゃいそうだからセーブするぞ!ってやって、そしてそのまま寝ちゃって、セーブした時に戻りたいなーって思ったら、戻れちゃった。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>あれ?あれれ?戻ってるよな?夢だったじゃないよな??</p>



    <p>そして、試しにまたセーブを願い、一時間経ってトイレに行きたくなった頃に、セーブポイントまでまた戻りたい!そう念じたら、全くトイレに行きたくなくなり、時計も一時間前に戻っていた。</p>



    <p>すげえ。すげえ機能を手に入れたぞ。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>しかし、しかしだ。</p>



    <p>この機能を使う機会は全く無かった。</p>



    <p>戻りたいって思うことは、普段生きていて、なかなか無い。</p>



    <p>私の場合はだ。</p>



    <p>なんとなくで生きて、まあいっかで、ずっと生きてきた。</p>



    <p>そして私は、すぐにこの機能のことを忘れた。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>それから20年が経った。</p>



    <p>私は時々、セーブした事を思い出す。</p>



    <p>いま、念じたら、20年前のセーブポイントに戻るかもしれない。</p>



    <p>そしたら、20年間、また色々な人生を楽しめるかもしれない。</p>



    <p>でも、私はこれでいい。</p>



    <p>生まれてからいままでの、自分だけの人生。</p>



    <p>他に変えられない人生。</p>



    <p>みっともなくても、恥ずかしくても、普通でも、異常でも。</p>



    <p>この、自分だけの人生が、とても好きで、それは、一回だからいいんだ。</p>



    <p>また新しい人生ってのは、今この瞬間から始まる、それだけでいいんだ。</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>&nbsp;</p>



    <p>街を歩き、もしかしたら、すれ違い道行く人にも、セーブ機能があるのかもしれないなって思った。</p>



    <p>うまくいくまで何度もやり直し、成功へと進む。</p>



    <p>それは、とても素晴らしいことだ。</p>



    <p>そういう人生も、かけがえのない。</p>



    <p>でも、私は。</p>



    <p>この、自分だけの人生を、どんなに失敗しても成功と思える人生を、大切にして、生きていく。</p>



    <p>&nbsp;</p>

    </body></html>