【無題 #29】- 斗真(Re:color piece)東京/性感マッサージ

斗真の写メ日記

  • 無題 #29
    斗真
    無題 #29

    【無題 #29】 僕は スカートを履いたことはない ヒールを履いたことはない ブラジャーをつけたことはない メイクをしたことはない 生理は来たことはない ネイルもしたこともない けど… スカートを履いて男性からの視線の不快感は 何となく想像はつく。だからエスカレーターに乗る時は後ろに立つ。 ヒールを履いて足が疲れるのは何となく想像はつく。だからゆっくり歩くしタクシーだって使う時もある。 ブラジャーを付けてて苦しいのは何となく想像はつく。だから片手0.5秒でフックは外せる←えっ メイクが大変なのは何となく想像はつく。 だから急かさないし多少の遅刻も何とも思わない。眉毛の角度が気に入らないから不機嫌も何となく想像はつく。 生理の痛みも、ネイルオフ時の痛みも… けど、何となくなだけであって 正直分からない。 それは経験も体験もした事がないから。 だからきっと本当の意味で寄り添うのは僕には難しい。 ただ聞いてあげることと何か出来る事はないかを聞く事は出来る。 夜が来る事の孤独と不安 朝を迎える恐怖 そしてまた夜が近付いて来る事の絶望 そんな理由から女風を使う人の 気持ちにあなたは寄り添えますか? 寄り添う事の難しさを知ってる人は きっとこの言葉は使わないし、使えない。 この言葉自体〝与える側が使える言葉〟でなく 相手が感じた時に初めて〝言ってもらえる言葉〟だと思う 〝寄り添ってもらえた〟と。 ただあるだけ。 ただいるだけ。 それだけで十分な存在こそ価値だと 思いますし、そうなりたいですね。 それでは今日も頑張って寄り添ってきます。 




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