【去るもの追わず、来るもの拒まず #151 】
Re:color piece 斗真です。
『来るもの拒まず、去るもの追わず』
この言葉を聞いてあなたはどのような印象、イメージを思い浮かべますか?
僕は接客中や写メ日記、質問箱でもそう伝え
そして、そうしています。
中には『冷たい人』『淡白な人』と思う人がいると思うし、実際『私なんか剥がれても困らないよね』『お客に困ってないもんね』なんて言われた事も過去に沢山ありました。
それでも『追わない』ことは決めています。
『ごめん、もう一回だけチャンスちょうだい』
『次はもっと早く返信するね』
『ごめんね!次から気をつけるから』
『もうしないから!』
『俺を信じて』
『○○ちゃんが1番大切だから俺もっと頑張るから』
『○○ちゃんにもう一回信用してもらうように頑張るから』
『もう悲しませることはしないから』
『次やったらーしていいから、お願い』
『失って○○ちゃんの大事さに気付いた、うちらもう一回やり直せないかな?』
基本的に男はその場をなだめようとし、そして取り繕います。
何に対しての謝罪も説明できない、とりあえずの『ごめんね』と何の保証も確証もない『次頑張る』『俺を信じて』『次はしないから』を多用します。
何度も期待させては裏切り、期待させては裏切りを繰り返し、そして
『俺だって大変なんだよ』
『お客はお前だけじゃないんだよ』
『無理言うなよ』
『じゃそれが出来る人に行けよ』
『前は出来たけど、今は忙しいから無理だよ。分かるでしょ?』
『俺のこと応援してくれるって言ったよね?じゃ俺のこと理解してよ』
『それ昔の話でしょ?今は状況違うんだから』
『ごめん無理だ、他行ってくれない?』
『えっ?そんなこと言ったっけ?じゃあ次気をつけるようにするね。てか○○ちゃんもさぁ(説教)』
『俺のこと信じてくれないならもういいよ』
決まってこのパターン。
状況や環境が変わると態度も一変する。
今までそうやって男性に、セラピストに何度裏切られてきましたか?
まだ…
そしてまた信用しますか?
あなたが欲しい言葉を知っています。
あなたが望む行動も知っています。
どうしたらまた関係を修復できるかも、恐らく、きっと分かります。
ただ一度離れようとした人、離れた人を引き留めようとはしない。
貴女が言った言葉も、言おうとした決意も、離れた勇気も、そしてそれらを〝選択した覚悟〟を僕は尊重します。
本当は引き留めて欲しかったのかもしれないし、気持ちを確かめたかったのかもしれないし、ただ溜まっていた気持ちを吐き出したかったのかもしれないし、最後に逢って気持ちを確かめに来ただけかもしれないし、相手の本音を引き出したかったのかもしれないし、ただ謝罪の言葉を言って欲しかったのかもしれないし、改善して関係を良くしたかったのかもしれないし、相手から関係を絶って欲しかったのかもしれないし…
それでも〝離れる〟と決めた貴女の選択を受け容れます。
その〝離れる〟は一時的かもしれないし、ずっと、永遠かもしれないし、それは本人にもわからない。
でも、去るもの追わずだけど、来るもの拒まず。
そしたらまた〝おかえり〟から再スタート。
今の延長線上にはやや雲が掛かっていたり、暗い未来しか見えないのなら、一旦離れて、回遊したり、時間を空けたり、心を整理して、もしまた戻ってきた時。
その未来の延長上には、きっと今の延長線上より明るい未来が待ってる。
だから『来るもの拒まず、去るもの追わず』は決して冷たい、淡白な諦めの言葉でもないと僕は思う。
去るもの追わず、来るもの拒まず
僕はこっちの順序の方が希望があって好き。
〝去る〟という言葉は終わりや終焉ではなく
もし始まりの言葉で、希望の言葉であったのなら…
貴女は〝去る〟という選択も出来るのではありませんか?
辞書に書いてある無機質な意味よりも
貴女の願いや決意で言葉そのものの意味も変わると
そう僕は思っています。
斗真
斗真の写メ日記
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去るもの追わず、来るもの拒まず #151斗真