【質問箱回答 -良客とは- #135】
Re:color piece 斗真です。
質問箱内で回答しようとしたら5,000文字を越えていて
投稿出来なかったので写メ日記から。
改めて、質問ありがとうございます。
箱ピ史上、もしかしたら一番答えにくかった質問かもしれません。
正直『良客』というテーマはかなり答えにくい質問なんですよね。
他のセラピストさんも恐らく答えにくいのかなと思います。
なぜかと言うと、サービス提供側がお客様の在り方や理想を伝えてしまうとお客様が窮屈になってしまうからなんです。
だからリピさんもそんな風に言ったんだと思いますし、僕もそう思います^^
で、終われないですもんね笑
では、普段『お客様といる斗真』はサービス提供者側ですが『お客様といない斗真』の時はユーザーの皆さんと同じようにイチ消費者、エンドユーザーですので、その視点から書いてみます。
お客側(消費者側)の時に普段心掛けている事を〝独り言〟で長々と呟いてみますね。
○コンビニ
○飲食店
○配達や宅配
○マッサージ
○美容室
etc...
普段何か買ったり、サービスを受ける時は必ずと言っていいほど、サービスを提供してくれる〝人〟がいます。
その人(店員さん)と接する時に心掛けている事は
〝コミュニケーション〟です。
そんなの当たり前だわ!と思うので〝コミュニケーション〟を少し分解していきますね。
○コンビニ
・先に『袋は大丈夫です』と伝える
・バーコードの面を上にする(商品が1,2点の場合)
・セブンであれば、ナナコカードを店員さんが見えるように持っておく
○飲食店
・飲み物からオーダーする
・料理をオーダーする時は、メニュー表の商品を指しながら、ゆっくり伝える
・食べ終わったお皿や飲み終わったグラスは片付けやすいようにテーブルの脇へ
人(店員さん)とのコミュニケーション時
・先回り
・顔の表情
・声の大きさ、早さ、トーン
・話す順序
・物の置き方
etc...
これ一つ一つすべて『コミュニケーション』だと思うんですね。
どうしたら相手が『楽か』『接客してて楽しいか』『いいお客様と思ってもらえるか』を無意識に考えて行動してます。
※うわっ疲れそうと思われそうですが、いいですか?無意識だからノンストレスですよ笑
では、なぜそんな行動をするのか?
これはあくまで僕の美学。生き方のお話。
決して、他人に押し付けるものでもないし
お客様にこうして欲しいという意味でもなく
ただ〝そういう人でいたいな〟という僕の理想論。
人によっては
『面倒くさそうな人』とか『気難しそうだな』と思われるかもしれないけど、たった一瞬、30秒でも、関わる人、関わった人が嫌な思いをしてほしくない、むしろ嬉しい、楽しい気持ちになってほしいと思ってます。
もちろん意識アンテナoffの時はそれが出来ない時もありますけどね。
仕事はセラピストですけど、普段人と接する時も変わらずセラピストのような立ち振る舞いをしたいと思ってます。
理由はシンプル。その方が自分も気持ちいいし、相手もきっと気持ちいいはず^^
そしてこれね、実は僕にとってもかなりメリットがあるんです。
『じゃあ、これおまけしておきますね』
『これ私の方でやっときますよ』
『1品サービスしておきますね』
なんて、こともしょっちゅう。
もちろんそれが目的で打算的なことは考えていません。
前置きが長くなりましたね、ごめんなさい。
話を戻しますね。
セラピストにとって良客とは
〝コミュニケーションを取ろうとしてくれている人〟
〝コミュニケーションがうまく取れる人〟
かなと、僕は思います。
こう言うとね
○お客に気を使えってこと?
○ワガママや本音が言えない
○我慢しろってこと?
○お客にまた要求するの?
○清潔感だけあればいいじゃん、あとは適当にうまくやってよ
○マグロで受け身でいいって言ったじゃん
○何でセラピストを楽させたり、楽しませないといけないの?
○金貰ってんだからつべこべ言わずやれ
なんて色々な声が聞こえてきそうです( ;∀;)
セラピストさんからも
『俺はマグロでいいですよ』
『何も考えず、受け身のままのが楽です』
『無反応の反応をあれこれ考えてるのが楽しい』
『我慢しないで、そのまま、ありのままでいいよ』
とか写メ日記のネタやリプが飛んできそうですが(^^;;
美容師。
シェフ。
マッサージ師。
エステティシャン。
ホールの店員さん。
サービス提供者がどんなお客様にも一定レベルのサービスを平等に提供するのはプロとして当たり前。
ただ相手も人間。
相手の良さを引き出すのはこちらの態度や立ち振る舞いも大切かなと、僕は思って行動しているだけ。
ただ何も考えずサービスをただ受けるのは僕は苦手で、
出来たら相手に伝わるように反応、呼応してあげたいと思ってます。
何度も言いますが、それをお客様には求めません。
ちなみに僕が料理人であれば、
美味しそうに食べてくれたら多少の汚い食べ方をしていても問題ありません。
変な話、お客様が1人だけであれば、皿を舐めてくれても◎
ただ黙って、無反応で食べられるよりも、
そのような食べ方はマナー上、下品ですが、
やはり作り手であれば嬉しいものです。
ただ他のお客様もいらっしゃったら、ある程度の料理マナーは求めます。
なぜならお客様はそのお1人だけではないですから。
先述の
〝コミュニケーションを取ろうとしてくれる人〟
〝コミュニケーションがうまく取れる人〟
とは
○顔の表情
○声の大小、トーン
○気持ちいい、痛い、楽しい、つまらないを言葉や身体や表情で伝える
○これをして欲しいと希望や要望を伝える
○あえて反応せず気付いてもらう※無反応も立派なメッセージですし、感度がいいセラピストさんは気付きます
○相手が分かるように私は○○と表現、伝えてあげる
etc...
コミュニケーション=伝える、伝えようとする意思(思いやり)かなと思います。
相手に媚びるとか気を遣うとか気に入られるように頑張るとかそういった話ではなく
『人と関わる時、どのような接し方、伝わり方(生き方)をしたいか』だと思います。
普段外を歩いている時
電車に乗っている時
エレベーターやエスカレーターに乗っている時
何でもない時に自分以外の他者を意識しているか、していないか、かなと思います。
偉そうなことをツラツラ書いてますが、
これは理想論であり、目指したい自分像であり、まだまだ至らない事も多々ありますが、
サービス提供側の美学もあれば
サービスを受ける側の美学もあるのかなと思います。
長くなりましたが、回答になっていますでしょうか?
『良客』
そもそもこの言葉自体、サービス提供者側が作った言葉で、概念なのかもしれませんね。
良客の『良』がセラピストにとっての『楽なお客様』なのは違うと思う。
その時間は『2人で創り上げる時間』だからこそ
コミュニケーションスタイルの考え方、伝え方の相性ってとても大切だと思う。
金銭が絡んでいなくても、人が何かしてくれた時は『助かった』『楽しい』『嬉しい』『美味しい』『感動した』ことを提供してくれた人に対して、その人が簡単に受け取れるように、簡単に分かるように僕の持ってるあらゆる表現で伝えたいっていう考え方と行動を普段からしているだけです。
って長い独り言を言ってみました。
それでは^^
箱ピ
斗真の写メ日記
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質問箱回答 -良客とは- #135斗真