【質問箱回答 #113 】
コロナ関係の質問についてはセンシティブな事なので基本的には回答は控えたいのですが、ここでの『風俗』という言葉がどうしても差別の意味合いで使われているのかなと残念に思い…
どのくらい質問者様に届くか分かりませんが、回答させて頂きます。
〝コロナについて仕事で感染した人と風俗で感染した人を一緒にしないで下さい〟
〝風俗で感染した人〟は利用者様を指しますか?
この2年間『不要不急』という言葉をたくさん耳にしてきました。
不要不急以外というのはライフラインという事だと思います。
それがなくても、なくなっても、やらなくても大丈夫なものですよね。
確かに『風俗』も不要なものですし不急なもの。
ただ、人によってはです。
誰かの
頑張る理由
明日の活力
唯一の拠り所、セーフティティネット
たかが〝風俗〟ですが、誰かの生きる意味になっている人もいます。
少なくても風俗の仕事をしているので僕はその一人です。
普段クンニクンニ言ってますが、
風俗ってただ気持ちいいことをするだけの時間ではないと思ってます。
人によってはただ話を聞いて欲しくて、うんうんと肯定してほしくて使っている人もいます。
一人で泣く場所すらなく、ただその時、誰か隣にいてほしくて使っている人もいます。
家に居場所がなく、唯一の居場所、心の拠り所として使っている人もいます。
それがただ〝風俗〟と言われ、カテゴライズされるものだっただけ。
そしてその隣には必ず〝風俗〟という仕事をしている僕たちセラピストがいて、常に感染リスクと隣り合わせでお仕事をしています。
それは昼職の皆さんと同じだと思いますが、
風俗だから、夜職だから同じにしてはいけませんか?
同じにされたくはありませんか?
自分にとっては不要不急なものでも
人によっては必要急務なものもあります。
コロナで我々は様々なものを失いました。
様々なものを我慢してきました。
きっとこれからも何かを失い、我慢の日々が続くでしょう。
ただコロナがあったから
他人の価値観を尊重出来るようになったり
生き方を見つめ直せたり
自分の中の大切なモノに気付けたり
何かを得れた人も多くいると思います。
〝風俗〟は生きる上で、生活する上で不要という人もいます。
ただ誰かにとって必要と言われる限り
その誰かの為に僕はこのお仕事を続けます。
『なくてもいいと言われるものと、私の心は生きていく』
※西武、そごうの広告より
斗真の写メ日記
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質問箱回答 #113斗真