【性感の時にリラックスは必要か?】- ハル(ストロベリーボーイズ)東京/性感マッサージ

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ハルの写メ日記

  • 性感の時にリラックスは必要か?
    ハル
    性感の時にリラックスは必要か?

    こんばんわ。ストロベリーボーイズセラピストのハルです。


     


    今日は人の感覚についてのお話をしたいと思います。


    医療業界の端くれである、


    鍼灸マッサージ師を目指すものとして、


    今回は解剖生理学の知識を交えつつ、


    真面目に解説していきたいと思います。


    少し込み入った話になるので、細かい話に興味がない方は、


    ーー


    リラックスできる施術は絶対に必要ですが、


    興奮状態に持っていく施術の両輪があって初めて


    性感は初めて成り立つとだけ、


    認識しておいていただけたら大丈夫です。


    ーー


     


    では、本題に入ります。


    まず人の感覚というのは、皮膚表面や骨膜、関節、内臓など、


    さまざまな所にある感覚器で感知した情報を


    知覚神経によって大脳に伝達されることで認識されます。


     


    感覚器には、多くの種類がありますが


    圧受容器、痛覚受容器、温冷受容器、触受容器の、


    大きく5つの種類に分類されます。


     


    そして、それらの感覚器と、感覚情報を伝達する知覚神経には、


    大脳に伝達するかどうかの判断をするバロメーターが存在し、


    さまざまな要因でコントロールされています。


     


    例えば、受容器による他受容器への抑制というのもその一つです。


    体をぶつけてしまった場所を、手で抑えると少し痛みが和らぐのは


    痛覚受容器の信号が、圧受容器の信号によって、


    大脳への伝達が抑制される関係にあるからです。


     


    そして、そのその他にもさまざまの要因がある中で、


    今回は女風の施術に大きく関わる、下記の2つに触れたいと思います。


     


    1、自律神経によるコントロール


    2、情動や意識によるコントロール


     


    1、自律神経に関して


    自律神経は交感神経と副交感神経によって構成され、


    主に身体のパフォーマンスと、内臓活動を管理しています。


     


    交感神経はいわゆる「お仕事モード」の状態を作る神経で、


    心拍数を高め、身体の運動能力、大脳の判断力を高め、


    知覚神経に対しては、活動に重要な知覚情報だけに絞るために


    抑制的に働きます。


     


    仕事に集中していると、周りの音が気にならなかったり、


    スポーツ選手が試合中は自分の怪我に気づかなかったりするのは、


    交感神経が優位になっていることが多いです。


     


    逆に、副交感神経は「リラックスモード」の状態を作る神経で、


    心拍数と血圧を下げ、消化器系の内臓活動を活発にして、


    交感神経に制御されていた感覚神経を解放します。


    普段仕事モードの時には感受できなかった感覚を、


    リラックスすることで認識しやすい状態にすることができます。


     


    ここで多く勘違いされやすい所なので、正確に伝えますと、


    性感マッサージは副交感神経優位を作るため施術ではなく、


    リラックスした状態から興奮状態に持っていくための施術です。


     


    リラックスした状態に持っていくのは、性感の前の、


    ドライのマッサージと、エロくないオイルマッサージです。


     


    オイルマッサージが優れているのは


    副交感優位にする施術と、交感優位にする施術の


    両方をスムーズに切り替えて両方を担える点です。


     


    オイルは皮膚の状態をマイルドにするので、


    弱い刺激も、強い刺激も柔らかく身体に入れることができます。


    身体をほぐすようなリラックスできる刺激も、


    身体の感覚を研ぎ澄ませるような弱い刺激も、


    触り方次第ですぐに切り替えができます。


    多くのセラピストがマッサージと性感の間に入れるのもそのためです。


     


    交感神経優位にする触り方などは色々なコツがありますが、


    大まかにはリズムと強弱を変えて、


    興奮方向に持っていくことが重要です。


    興奮状態に持っていく触り方は、また改めて書きたいと思います。


     


    そして、次に感覚の認識において重要な、


    「意識による感覚のコントロール」について解説したいと思います。


     


     


    2、意識による感覚神経のコントロール


    人の感覚は意識によって大きくコントロールを受けています。


     


    例えば、気づかないうちに怪我をしていて、


    そのことに気づいて、後でだんだん痛くなったりしますよね。


    人間の感覚は意識が向くことで、過敏になります。


     


    察しのいい方は、次に何が言いたいかわかると思いますが、


    この意識をさせるという考え方は、


    女風の施術において、とても重要な技術に辿り着きます。


     


     


    それは「焦らし」という技術です。


     


    焦らしは施術を受けている人の意識をうまく誘導して、


    弱い刺激を、強く認識させる事です。


    無意識に行っている人もいると思いますが、


    焦らすというのは、


    受け手の意識を誘導することに他ならないのです。


     


    ゆっくりと周囲から刺激していき、


    女性側にどこに向かうのかを悟らせつつ、寄り道をしながら、


    ゆっくりと目的地にたどり着くことで、


    自ら過敏な状態にしてもらうことができます。


     


    逆にどこにくるか分からない状態で神経を集中させて、


    不意に触れる事で、強い刺激に感じさせることにも応用できます。


     


    ここで少し話が逸れるのですが、


    「多点攻め」がいいと言われることはありますが、


    僕は使い所を考えないと逆効果になることが多いと考えています。


     


    なぜなら、意識をさせる前に本来感度のいい所を触れてしまうと、


    刺激に対して準備ができず感覚が鈍り、


    強い刺激を入れざる終えなくなり、


    結果、刺激に慣れてしまい次の組み立てが難しくなることがあります。


     


    もし、多点攻めを使うのでしたら、


    ある程度触って感度を高めた後の変化球的なエッセンスとして使う、


    くらいの認識にして置いた方がいいと思います。


     


    少し脱線しましたが、


    「焦らし」は、受け手の意識を向けることで


    感覚の伝達を強めるという作用を利用しているということでした。


     


    このように性感をもっと真面目に考えると色々な解剖学的な根拠に基づいて治療の仕方を考えられるので、


    本当に奥が深いなと思います。


     


    最後まで読んでいただきありがとうございました。


    よかったらいいねなどいただけると嬉しいです。


     


    ストロベリーボーイズ ハル




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