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川上ユーリについて、運営目線で。
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FIRST CLASS 現在のNo.1であり、2021年7月度から9月度以外この前の5月度までの10回、No.1を飾ってきた人物だ。
川上ユーリは2019年のオープンからのメンバーで、今ではその時からいるのは水沢恭輔、川上ユーリの2人である。
彼がこれまでを振り返り思いを吐露する日記を書いたので、運営目線で彼を見てきて思うことをここに綴ってみる。
彼の「告白」という日記、三部作なので、それと併せて読んでほしい。
初めて彼と出会ったのは2019年秋。
FIRST CLASSオープン前の求人募集に応募してくれ、都内のとあるカフェで面接した。
一言で表すなら「怯え」、それが彼の状態だった。
今思えばオープン前の名前もわからない、コンセプトもわからない店に飛び込んだ彼は、本当に勇気があるし、弱気なわけではかったかもしれない。
なんせTwitterで謎の人物系アカウントで募集していたのだから、今だったら怪しすぎて誰も応募しないどころか、叩かれまくっているかもしれない。
この一年の外から見た彼の印象はどうだろうか。
おそらくそんなに弱々しいとは感じないと思う。
No.1であることはもちろん、強い発言もしてきているので、ある程度堂々として尖っているように見えるのではないだろうか。
彼は2019年当時、すでにあるお店に在籍していた。
厳しく指導され、注意されることも多々あったようだ。
故に間違うことに怯えている印象を受けた。
そのためオープン当初は日記の内容、Twitterでの発言、予約に行く前の確認など、とてもとても細かく連絡してくれた。
前店でしっかり躾けらていたこともあって、彼の行動にはある程度の安心があった。
それ以上に、自信を持って欲しかったし、彼の個性となる「自分の考え」の部分がキャラクターとして現れてきて欲しいなと考えていた。
女性から見たら「言われた通りにやっています」だけでは魅力を感じ辛い。
はやく彼の尖った部分を誰かに見つけてもらいたい、そう思っていた。
だからこそ彼の提案には「ユーリがそう思うなら、いいと思うよ、それでいこう」という返事をすることが多かったと思う。
彼はきっと、自分でやってみて上手くいった、自分で決めて失敗した、という自分で選んできたという体験を経て自信をつけていくだろう、というのが運営としての考えだった。
ここまで書いて思う、長くなりそうだ。
いつか彼とは対談し、今までを振り返ってみたいと思っている。
今回は彼の「告白」という日記を読んで、それに応える内容に絞って言うとすれば、ここまで客観視でき自分を開示できるようになっていることに驚いたし成長を感じた。
彼は「僕プライドとかないっすよ」と昔からよく言っていた。
運営は思っていた「いやめちゃくちゃプライドあるやん」と。
しかしずっと言わなかった。
それが彼の自己防衛だったように思っていたから。
今回の「告白」で、プライドについて触れ開示していたことはひとつの驚きだった。
そしてもっと驚いたのは、彼はこちらの意図を理解していたことが「告白③」でわかったこと。
運営は彼には申し訳ない、と思っていた。
すぐに学び、自分でなんでもやってくれるキャストに成長した彼に、何もしてあげられていない、と常々思っていた。
「こんなキャンペーン考えました」
「次はこんな宣材撮りたいです」
「こんな他店コラボお願いしてくれませんか?」
と次々に自分から提案してくれる。
メンタルが傷ついているときは
「いまちょっとキツいです」と自己申告する。
これはパッと見ると自分の要求を言っているようで、手のかかるように見えるかもしれない。
しかし仕事で考えたら、こちらからあれこれ見極めなくても、自分から求めているものを言ってくれる、こんなに手のかからないキャストはいない。
おかげで、他のキャストや新人育成に時間を使うことができていた。
話を戻すと、彼はこちらの意図を理解していた。
というのは、彼は傷つきやすい、だからこそまずは自信をつけて欲しかったから「ユーリの考えたことなら、それでやってみよう」と言い続けていた。
それはFIRST CLASSの他のキャストなら分かると思うが、運営がキャストの提案を却下することは多々ある。
ゆえにきちんと確認する癖ついているキャストは多いと思う。
なのでこれを読んだら「ユーリさんの提案はそんなに最初から通っていたんだ」と驚くかもしれない。
彼の弱さを吐露した今回の「告白」三部作は、自己を見つめそれを開示するという段階にきた、彼の成長がよく現れているというのが運営目線での感想。
きっとそれが人間としての彼の魅力となっているだろうし、それに気づく人もいるだろう。
どんな人間であるか、ということに着目している人はこの業界に多いと思う。
彼の、弱さを認めた強さ、それは男としての魅力、この業界でいうなら色気、というところに繋がるだろうと思う。
彼の顔を知っている人なら、川上ユーリの顔立ちは年齢のわりに幼く見えるという印象だと思う。
しかしこの業界の厳しい環境の中で自力で走ってきたことで身につけた堂々とした振る舞いと、陰がある。
近くにいることでしか分からない魅力、そしてそれを売る商売をしているという世ではまだまだ特殊な人生を、彼のそばで感じてみてほしい。
完成されたものばかりが美しく需要があるなら、きっとこの業界の人気分布は違った形になるだろう。
人間が商品ゆえのこの商売の価値があるとされるものは計り知れない。
一定以上のことができるのはプロとして当たり前で、やはり人気が出るには、どんな人物かということが重要だと思う。
どんな積み重ねがあって今があるのか。
目の前の人がそれを知らなくても、滲み出るものがあるのか。
そんなことを考えてFIRST CLASSを運営している。
この仕事は未完成のままの商品の棚に並べる勇気のいる仕事だ。
でもそこに魅力がある。
このサービスが、誰かの人生の刺激となり、心休まる場所となり、明日への後押しとなるよう、また今日も魅力ある未完成を探し磨き続けたい。
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川上ユーリ「告白」三部作への運営目線の感想振り返りから、この仕事への考えにも触れ長くなりましたが、書けば書くほど想いが溢れて書きたらない言い足らないという気持ちです。
読んでくださった全ての方へ心より感謝申し上げます。
FIRST CLASS