“母子家庭である”ということを引け目に感じたことがそういえば一回もありませんでした。
物心ついた頃から片親がデフォルトだったので、父親がいることの楽しさも知らなければ、いないことの寂しさとかも感じたことがありません。でもそれは間違いなく、母と、祖父母と、僕ら家族の身の上を案じて色々と助けてくれた周りの人たちのおかげに他ならないわけです。
母が仕事で家を空けている間、僕は1人でいることもありましたが、祖父母の家に預けられた日は色んな映画や本やおもちゃで寂しい思いをさせないようにしてくれました。
母も、お迎えに来てくれるといつも1番に抱きしめてくれるような人だったので、寂しいとか思う暇も与えてくれないほど愛情がちょこんとぬいぐるみのようにいつもそばにありました。
学生の頃も反抗期もなく、ずっと母を尊敬していて、愛された分自分も母を大事にしたいという気持ちで大人になり、大人になって一人暮らしをしたり働くようになって、より一層、母と過ごす時間を大事にしたいなと思うようになりました。
これを読んでる方の中にも母子家庭の方、もしくはひとりでお子さんを育ててらっしゃる方いるかもしれません。自分の子供がいつか父親がいないことを引け目に感じるのでは、と心配されてる方もいるかもしれません。
でも子供は親が思ってるよりちゃんと見てます。自分を養うために親がひとりで頑張ってくれてることも、自分を愛してくれてることも。今はわかってなくても必ずそれに感謝する時は来ます。
そういう日頃の、子供を想う愛情は、ただ親が2人いることよりも子供にとってはずっと大事なことです。
そういえば昔生徒会副会長をやっていた時に、僕と生徒会長、書記、の3人でテーブル囲んで昼食を食べていたのですが、突然「僕らの共通点なんだと思う??」と生徒会長に聞かれて、「母子家庭!」と答えて笑い合った記憶があります。
片親で育った当人たちにとって、母子家庭ってそれくらいフラットな話題なんですよね☺️笑
詩
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母子家庭であること詩