前回の続きです。
自信を持つとか、自分を好きになるとかって簡単じゃないですよね。
僕も、誰かと比べて凹んだり、「こうあるべき」みたいな理想も高くて、傷付いて、現実の自分との隔たりが一生埋まらないみたいな感覚がずっとありました。
でも色んなことを経験していくうちにだんだん気付いていきました。
考えやすかったり感じやすいのも、感受性が豊かということだし、周りと比べてしまうのも、それだけ自分は真面目で、それでいて周りの人の良いところに気付けている証拠だよなぁと。
生きづらさは感じているんですけどね。
でもそんなナイーブな内面を持つ自分のことは好きなんです、本当は。
好きだけど、世間の常識とかこうあるべきみたいなフィルターで自分を見てしまうせいで、自分が自分でいることに自信を持てなくなったり、自分の生き方を信じられなくなっちゃうんだなと思います。
僕の好きな小説にこんな一節があります。↓
「化粧をしても、服を替えても、わたしは別人のように美しくはなれなかった。でもいつだったか美華さんが言った「自分に自信を持つ」ということは「わたしは美しい」と思えるという意味ではなかったと気づく。
わたしがわたしのまま世界と対峙する力を持つ、ということなのだ。不躾な他人の視線を、毅然とはね返せるということ。
以上抜粋
他人や理想の自分と比べたり、世間の思う正論で叩かれると、ちゃんと痛いです。
でもこの小説を読んで、男らしさとはこうだ、女らしさとはこうだ、成功体験を積めば自信がつきますよ、筋トレすれば自信がつきますよ、外見を磨けば自信になります、そういう世間の思う「正論」を一旦ノイズとしてシャットアウトしました。
「僕は僕だし、これが僕なんだ!」と強く思えることが、とても簡単で難しく、でも最も重要なことだと、心で納得できるようになりました。自分が好きな自分のことは認めてあげよう。自分が嫌な気持ちになるようなことはしないであげなきゃ。そんな自愛の気持ちが揺らがない自分軸を育んで、僕は今の自分をちゃんと好きで愛せています。
他人の価値観なんてどうだっていい、自分の好きな自分を貫く。 もちろんこれが万人に通用する正解な自信の持ち方なわけじゃないと思います。
自信が持てなかったり自分を好きになれないことで悩んでいる人の、一助的な考えになれたら良いなと思います☺️
詩
詩の写メ日記
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自分を好きになるには。詩