みゆうです。歌詞考察シリーズ
この曲は、恐らく誰もが一度は感じたことのある「見えない不安」や「存在の証明」に触れていて
そのすべてを「美しいもの」として包もうとしている気がします。
「クスシキ」は【奇しき】と【薬式】のダブルミーニングにも感じられて、
不安や痛みを抱える心にそっと作用する「処方箋」のようでもあるし、
この世界に存在する不確かな奇跡や謎を愛おしむ詩のようでもあります。
誰かに愛されたくて
誰かのために自分を演じて
でも本当の自分を誰も知らなくて
それでも「そのままでいいよ」って微笑むような
そんな、ちょっとした寂しさと強さが共存しているような世界観。
僕は、セラピストとして「人の心に寄り添う」ことを生業にしているけれど
それでもまだ誰かの本当の痛みには触れきれない瞬間がある。
だけど「それでも傍にいたい」と思える。
きっとそれこそが【クスシキ】なんじゃないかなって思いました。
恋愛は正解のない旅路の中で
ただ相手を想い続けるということ。
君の孤独が誰かのぬくもりになるように
僕の手が誰かの居場所になるように
今日もそっと心を差し出していたい。
みゆうの写メ日記
-
クスシキみゆう