ギャンブル(スロット)にどっぷりハマってしまって
大学の2〜4年の間でクズ真っしぐらの落胆ぶりをみせた
預金口座には余裕のあるお金があったがみるみる内に消え
母親に嘘をついてお金を振り込んでもらったり
奨学金の内、半分は生活費として受け取っていたが1日で全て無くしたり....
とお金に対しての倫理観が崩壊していった。
たまに勝つあの幸福感、至福感がまたパチンコ店に脚を向かわせる。
自然と向かっている。習慣になっている。
そんな感じだった。
幸いにもクズだったが真面目な性格でもあり
借りた金は全て何らかの方法でしっかり返していた。
特に友達からの借金は
『いついつまでにいくら返すから!』としっかり期限を決めて借りていた。
友達も友達でしっかり有言実行する自分を信頼し切っていつも貸してくれた。
エスカレートするギャンブル欲。
欲は素直で受けた快楽をアップデートしてくる。
同じ快楽だと次の快楽にならない。つまりどんどん強い快楽を得ようと脳はしてくる。
そんな深い事を当時は考えてなかったため
使う額はどんどん増えていった...
必然的に友達や母親から借りるお金では足りなくなってくる。
そこで考えたのが『キャッシング』であった。
最初はよくわからなくてたまたまガソリンを入れるカードを持っていてそこに付帯していたのを見つけたのがキッカケである。
そもそもキャッシングとは
つまりカードローンである。業者により金利が設定されており大体の業者は高金利。
借りた額の約10%の手数料が付いてくるような
いわば『オフィシャル借金』である。
身内からではなく会社から借りるお金。
これを元金にして友達や親の借金を返したりもした。
勝った時ならドカンと返したりもした。
パチスロだけでなくパチンコにものめり込んだ。
気づけばキャッシングの付帯枠20万の残高は0になってしまった。
『ヤバい...』
初めて恐怖心が頭を駆け巡った。
暴走列車は初めてブレーキをかけた。
そして資金枯渇の為に次への手段へ手をかけるのであった。
【つづく】
大樹の写メ日記
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ギャンブルで借金の過去②【膨れる欲望キャッシング編】大樹