「外向的な人は、アルコールが入ると気持ちが落ち着く」という研究があるそうだ。それを知った時、少しだけ驚いた。自分も外向的なタイプだと自覚しているけれど、アルコールを飲むとむしろ気持ちが沈む感覚があったからだ。
飲み始めた瞬間は確かに楽しい。体が温かくなり、会話も自然と弾む。場の空気を読んで盛り上げ役に回るのも、外向的な自分にとってはそれほど苦ではない。でも、ふとした瞬間に気持ちが落ちてしまうことがある。その理由を考えると、「セルフモニタリングの高さ」が関係しているのかもしれない。常に場の空気を読み、「今の自分は正解か?」と無意識にチェックしている自分。それがアルコールで緩和される一方で、本来の感情とのギャップに気づく瞬間が沈みにつながるのかもしれない。
そんな自分にとって、セラピストという仕事がとても心地よいと感じるのは、やはり1対1で向き合えるからだろう。グループでの会話や飲み会では、多くの人に気を配り、その場の自分を作らなければならない。一方、セラピストの仕事では、目の前の1人に全てを集中できる。その安心感は、何より自分に合っていると感じる。
1対1の空間では、無理に盛り上げる必要もなく、ただその人の言葉や感情を受け止めればいい。それが自分にとって自然で、自分らしいと心から思える。だから私は、施術のたびに少しずつ満たされていくのかもしれない。
アルコールに頼らないリラックス法を選びつつ、1対1の安心感を大切にする。それが、私がこれからも心地よく生きるためのスタイルなんだと思う。
明の写メ日記
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アルコールと外向的な自分、1対1の心地よさ明