今日、セッションの中で改めて気づいたことがあります。それは、悩みというのは「解決」されるよりも、「理解」されることで軽くなることが多い、ということです。
クライアント
の方が涙ながらに語ったのは、「誰にも話せないと思っていた」と抱え込んでいた想いでした。解決策を求めて訪れたのに、私がしたのはただ静かに耳を傾けること。その時間だけで、彼女の表情は少しずつ柔らかくなっていきました。
人は悩みを抱えたとき、解決の糸口を探しているのと同時に、「その気持ちを認めてほしい」と願っているのかもしれません。言葉にできない痛みや不安を少しでも軽くするために、セラピストの役割は答えを与えることではなく、共にその答えを探していくことなんだと感じました。
私自身、「どうしたらこの人の心を救えるだろう」と悩むことがあります。でも、解決に焦るよりも、まずその悩みを一緒に「受け止める」ことから始めようと思います。
心の奥に閉じ込めた小さな声を、私はいつでも聞きたいと思っています。あなたの「話してみたい」と思うその気持ちに、そっと寄り添える存在でありたい。今日もその想いを胸に、明日を迎えたいと思います。
明の写メ日記
-
悩みは解決よりも、寄り添うことから明