先日、生い立ちについてのコラムを書きました。
正直なところ、あの内容を公開するかどうかは迷いました。幼少期の孤独や、拙い自分の足跡を世間に晒すことが怖くなかったわけではありません。それでも書こうと思ったのは、セラピストとしての自分を支える原点を共有することで、少しでも誰かの心に触れたいと思ったからです。
セラピストという職業は、誇りを持てる仕事だと僕は信じています。身体を癒すだけでなく、心の奥に触れ、その人自身を受け止める役割がある。どんな人生の背景を持つ方でも、一時でもその人の支えになれるのなら、それ以上の喜びはありません。
僕自身、幼い頃に愛情の空白を感じたからこそ、人の温もりの大切さを誰よりも知っています。セラピストとして誰かの寂しさや痛みを少しでも和らげられるのなら、それは僕がこの世に生きる理由だと思えるのです。
この仕事は決して楽な道ではありませんが、誰かの笑顔や「ありがとう」の一言が、何よりも力になります。これからも、自分にできることを一つずつ丁寧に、真摯に続けていきたいと思っています。
明の写メ日記
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セラピストとしての自分明