私にはどうしても納得がいかないことがある。それは、夜の営みの後に訪れる「後戯」についてだ。行為が終わり、汗ばむ肌が触れ合うまま、ただ寄り添っている瞬間——そんな時間を私は求めている。夜の甘い余韻を味わいながら、相手と心が繋がっていると実感できる、そんな後戯があることで満たされるのだ。
だが、とある男性はその余韻に寄り添うことなく、すぐにベッドを離れ、服を着て煙草に火をつけるという。話を聞くと、胸の中に違和感が広がっていく。
「男性は行為が終わったら満足なのか?」と疑問に思う。
だが、後戯は心を満たす大切な時間だと私は思っている。
ある晩、友人にこの思いを話してみた。
「行為の後に、もっと一緒にいたいって思うんだ」と。
友人は笑いながら「そんなの特別なことじゃないよ。愛を感じる時間は人それぞれだし、君の求める温もりは大事なことだよ」と答えた。
その言葉に少し救われた気がした。
後戯が不要だという人もいるかもしれないが、私にとってそれは愛を確かめるための大切な儀式。夜の営みは一つの「始まり」であり、その後に続く時間こそが心の深い部分を満たしてくれるものだと、改めて感じている。
明の写メ日記
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夜の後の静寂に思うこと明