「恋愛の6診断って知ってる?」
と友人に尋ねたとき、彼は首をかしげた
普段の会話にないトピックだったから、少し興味を引いたようだ
診断では、恋愛において何を大切にしているかを測定する
中でも「尽くす愛(アガペー)」というタイプがある
自分の行動や思考を振り返り、その数値がどう出るか…
初めて診断を受けた時のことは今でもよく覚えている
「……尽くす愛、ほぼ満点だな。」
画面を見た私は、自嘲気味に笑った。
ずっと周囲から「面倒見がいい」と言われてきたけれど、
それが自分にとって特別なことだとは思っていなかった
ただ、相手が少しでも楽になり、
笑顔を見せてくれるのを見ると、
それだけで心が満たされていた
――そんな時間は、自分自身の喜びでもあった
ある日、自分の未来を考えていた時、
この「尽くす」性格を生かした仕事があるんじゃないかと考えた。
思いついたのが「セラピスト」だった。
心に寄り添い、苦しみや悩みを和らげ、その人が少しでも穏やかになれるようにサポートする仕事――それは、自分にとって理想的だった
「セラピストになった理由?
それは誰かのために尽くすことが自分の幸せだから。」
人が心を開き、少しでも前向きな気持ちを取り戻してくれた時、
私はその場にいることができてよかったと思う
これからも、心がホッと安らげる空間を作り続けていきたい
明の写メ日記
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セラピストになった理由明