ヒカルです
前回の続きです
鳥貴族で乾杯の数日後、川端とヒカルが常連のBARに行った
オネエ店員のDちゃんは俺に話しかけてきた
Dちゃん「あのさ〜、PPP(ヒカル本名)さぁ〜 川端の店で働いてない?
ヒカル「えっ、なんのこと?
俺は一瞬狼狽えたが、8月になったら差し支えのないところにはカミングアウトしようと思っていた
なんでかというとランキングに入れてたら仮にバレてもダメージは少ない
むしろ頑張ってるんだねなんてフォローしてもらえると思ったからだ
BARには川端という隣にすわったら
時々卑猥な会話をする前例と免疫はあったが
ランキングに入らなかったら俺はタダの女好きで、女風を始めたエロい男という目で見られ
若干気まずかったかったかもしれない
D「わかるわよ〜、だって川端のXフォローしてるのだから、あなたの顔が定期的に流れてくるわ〜〜
D「わかる人にはすぐわかるわよ
ヒカル「そうだよね...危険危険....はい認めます、働いてます笑
D「ずっと気づいてたけど、言わなかったのよ
D「先週来た時に、川端の店でPPP(ヒカルの本名)が働いてる夢を見たってカマかけたでしょ〜 わかってたわよ〜
ヒカル「あれね...そっかぁ....あの時誤魔化したけど無駄だった笑
D「とにかく、頑張ってるわね〜、乾杯しましょ〜、口封じに一杯いただこうかしら笑
ヒカル「どうぞどうぞ
というエピソードがある
身バレというのは、自分が気をつけていてもどこから情報が流れていくか
わからない、だから自分も気をつけるのはもちろん、人にも気をつけるべきなのだ
ほんとに大事なのは、バレてはいけない人にバレないこと
というか、そのBARのスタッフは全員知っていて、黙っていたらしい
俺の前に川端さんが認めて、黙っておいてと言ったとか言わないとか、、真相は謎だけど
それ以来地元の飲み屋では特に隠さない
けれど酔ったら営業してしまいそうだから最近は飲み歩かなくなった笑
一応メンズバー帝に来るだけでは飽き足らず、
そのBARに行きたいというマニアな聖地巡礼をしたいという
2人のファンがいるようならデートコースなら行きますよと大宮店の営業をしておく
ちなみにしょうとさん・瑠希さんはプライベートでそこに飲みに来ている
振り返れば2024年の夏は暑い中にもカラッとしていたと思う
8月上旬に帝大宮店の開店BARイベントが池袋メンズバー帝で行われた
参加は川端、ヒカル、みつ、退職者A
この日初めてみつくんと対面した
みつくんと初めてあった印象は、素直で性格の良さそうな、かわいい猫好きのロック好きなそうな好青年(長いか...)
いまでも性格は変わらないから裏表のない、いいやつってことは間違いない
とにかく話やすかった
川端さんはBARマネージャーをやっていたので
ファースト(お客様が来店する時にする案内)や接客上のルールやマナーを3人に教えてくれた
写メ日記にも書いた通り開店祝いでお花をいただいていた
風俗といえど、良識のあるお客様もいるようだと感じ嬉しかったし安心した
開店してしばらくは雑談をしていたが
途中でグループオーナーの焔さんが
焔「ヒカルさん、YouTube撮りましょうよ
焔「ラップバトルしましょう
焔さんはいつも話が突然でびっくりするがせっかくの機会なので撮影してもらった
ここで一応宣伝するが
セラピスト焔チャンネルのショート動画に
ヒカルのデビュー当時の初々しい映像が1本上がっています
チャンネル登録といいねがまだの方は、ぜひ宜しくお願いします
いまでこそ、自分のYouTubeチャンネルを黒崎光で作っているが
当時の貴重な映像になります
暗くなるとお客様が来店
まずはみつくんが接客した
続いてヒカルと退職者Aも接客
お客様が途切れそうになるもなんだかんだお客様が入っていたと思う
このイベントに来てくれたお客様は不思議な縁があるのか
今でもほぼ全員繋がっている
1年続くのだから、この先も繋がっていくのだろう
縁とは不思議なもので、1日、一瞬のタイミングのズレで
出会わない人もいるし、話せるようにならない人もいる
デビュー当時の俺のプロフには一期一会と書いていた
そういうことを大事にしているから
繋がり続ける縁も引き込めるのかもしれない
店は慌ただしく、なんとか無事営業を終えることができた
みつくんと店を出て少し話して
その日は川端と一緒に帰り、駅で牛丼屋に寄ることに
電話するところがあるからと
店に入る前に30分くらい待たされた
空腹にビールがしみる1日の終わりで
今となってはそれもいい思い出だ
この時点ではみつくんが後々帝大宮店のエースと呼ばれ、爆発力のあるセラピストになることは2人とも知る由もなかった
つづく
ヒカルの写メ日記
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俺たちの1年(3)ヒカル