それはまだ、人生ひよっこやった頃の話。
朝のクラス会議で「河原に例のブツ落ちてたらしい」と聞けば、放課後は西へダッシュ。
「資材置き場の裏に隠してた」って噂が立てば、即座に東へ向かう。
兄貴や親父のコレクションをこっそり持ち出してきたやつが現れたら、
その日のヒーロー決定。
みんなでページめくって大騒ぎ。
ある程度学年も上がってくると、罰ゲームつきのドッジボールが開催される。
負けたやつがTSUTAYAの例のコーナーに突入するという謎の儀式。
「お父さんのおつかいなんです」って顔で、あのコーナーを目指すミッションは、当時なりの命がけ。
えーちゃんの日記を読んで、ふと思い出した青春の1ページ。
あの頃の自分に言いたい。
「大人になったお前も、気になるもんの前では目、輝かせてるぞ」って。
「今も変わらず、そういう情熱は持ち続けてるぞ」って。
ほんま、なんも変わってへんわ。
ええんか悪いんかは知らんけど。
天の写メ日記
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世界がページをめくっていた頃。天