どこに触れるかじゃない。
どんな“温度”で触れるかだと思ってる。
君の髪をかき上げるとき、
首筋にそっと指が触れたとき、
呼吸が浅くなるのがわかる。
その変化を感じるたびに、
もっと深く、もっと繊細に、
触れたくなる。
言葉も、音も、もういらない。
目が合ったときの静かな合図と、
肌に伝わるわずかな震えが、すべての合意。
焦らず、じっくり。
甘く、とろけるような時間を、
君と分け合う夜に
そして、
朝になっても忘れられないくらいの余韻を残す。