気づいたら、部屋の中に君の香りだけが残ってて。
少しぬるい空気と、乱れたシーツと、
机の上に置きっぱなしの水のペットボトル。
誰もいないはずなのに、
なぜか“会話の続き”を待ってしまう自分がいてさ。
back numberの歌で「さよならはあなたから言った」ってあったけど、
別に別れじゃなくても、
人って“最後の瞬間”を覚えてるんだよね。
玄関で君が振り返って笑った顔とか、
「またね」って言ったときの声のトーンとか、
あとになってジワジワ効いてくる。
…って書いてたら、また会いたくなってきた。
ねえ、次はいつ、会える?