そこはかとなく繰り広げられる手技は
そこはかとでもなくしっかりと確信に裏付けられたものだった
意図はわからない
只わかるのは最後はとどめを刺されるのだろなという予感
予感ではなくそれは明確だった
抗う術もなく
ただその手技に委ねられていた
温もりとも冷たさともつかぬ感触が
肌を撫でるのか削るのか
感覚は麻痺していた
心はまだ叫んでいたが声にはならなかった
目を閉じたわけではない
けれど景色は遠く
意識だけがここに留まって
確かに終わりが近いと知っていた
それでも何かを掴もうとしていた
名も形も持たぬ何かを
消えゆく寸前の
最後のきらめきのようなものを
RUKAの写メ日記
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そこはかとなく、はそこはともかくとは違うRUKA