夜空に浮かぶ月は、まるで静かに僕を見つめ返しているよう。<br />
鏡のように澄んだその光に、ふと、自分の今の姿が映る気がした。<br />
誰かのために走って、笑って、泣いて。<br />
時には、自分がどこに向かっているのかわからなくなることもある。
だけど、人生って不思議。<br />
うまくいくときもあれば、どうしようもないくらい空回りする時期もある。<br />
心が曇ってしまうと、月の光さえ遠く感じてしまう。<br />
でもね、最近少しずつ思えるようになったんだ。<br />
"これは、きっと何かの意味がある試練なんだ"って。
仕事で悩んだり、人間関係に疲れたり。<br />
貴女も母として、妻として、子育てをしながら…<br />
いくつもの役割を抱え、<br />
それでも前に進もうとしてる自分を、ちゃんと認めてあげてほしい。
あの頃の自分が夢見ていた大人って、<br />
もっと完璧で、もっと迷わない存在だと思ってた。<br />
でも、現実は今も手探りで、時に立ち止まりながら歩いている。
それでも、月が優しく照らす夜には、<br />
「大丈夫、ちゃんと進んでるよ」って、<br />
心のどこかで自分にそっと言い聞かせる。
揺れてもいい。泣いてもいい。<br />
それが、ちゃんと生きている証だから。
恭介の写メ日記
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我が身を映した鏡のような月恭介